
2005年 四六判 ソフトカバー P240 帯付 カバー少スレ、僅イタミ、僅汚れ 天僅汚れ
“鬼と魑魅魍魎が織りなす異形の世界!”(帯文)
各トピックごとにモノクロ図版を付す。
目次:
まえがき
図版一覧
【I 鬼の文化史】
鬼学ことはじめ
{鬼の国へようこそ ―鬼の語源と図像イメージ/鬼の容貌の根拠は、また鬼は何色なのか?/鬼はインドからやってきた}
奈良・平安時代の鬼
{古代日本に鬼らしきもの登場/雷神の申し子が鬼を撃退する/雷神も鬼として怖れられた/冥府から迎えにきた鬼/金鬼、風鬼、水鬼、隠形鬼現る/鬼を駆使した超能力者の役行者/閻魔大王と鬼に会って戻ってきたという三話/疫病は疫鬼の仕業であった/正史に記録された鬼に喰われた女/鬼に喰われた在原業平の想い人/百鬼夜行の出現/百鬼夜行の姿を巧みに描写した名文/油瓶に化けた百鬼夜行が人を殺した話/百鬼夜行の鬼につまみだされた僧侶/百鬼夜行の鬼に瘤をとられた男の話/牛頭鬼に喰われた僧侶の話/浅草寺に乱入した牛頭鬼/瀧壺の淵から出現した牛頭鬼/格子戸から覗き込む馬頭鬼/鬼に喰い殺された娘の話/鬼神を見透した陰陽師の子/橋に出没する鬼の話/山姥の出現を暗示する鬼女の登場/鬼となり自分の子を喰おうとした老母/生きながら鬼となった愛執の女/般若が鬼女の呼称となった理由とは/愛憎の鬼心から蛇となった道成寺の女/人肉を喰らう鬼と化した女の話/子どもを喰らう片輪車の鬼/火車に乗って迎えに来る地獄の鬼}
動乱期の鬼
{変質してゆく鬼の相貌/餓鬼、醜女は中世庶民の鬼としての相貌である/大江山の鬼、酒呑童子は史実か伝説か/御伽草子に描かれる酒呑童子の物語/酒呑童子の「童子」のもつ意味/一条戻橋の鬼女/羅城門の鬼退治/笛を吹き、詩を吟じる風流な鬼}
鎌倉・室町時代以降の鬼
{楠木正成の亡魂鬼、秘剣を狙う/鬼退治の桃太郎の名はなぜ桃太郎なのか/名歌が誤解されて説話となった安達が原の鬼婆/食人鬼と化した老婆の話/山姥は鬼か?(1)/山地は鬼か?(2)/読本の中に生きる江戸の百鬼夜行}
【II もののけの文化史】
物の怪とはなにか ―鬼学ふたたび、そして物の怪学へ
擬人的もののけ
{天狗は流星の化身であった/天狗の風貌と生活 (1)/天狗の風貌と生活(2)/荼吉尼天の神通力が天狗に伝わる?/飛行する轆轤首と伸縮する轆轤首の怪/大入道だいだらぼっちと巨大化地蔵/産女、雨女から雪女へ。そして雪男の見越入道/山人的な物の怪 (1)山童やまわろ/山人的な物の怪(2) 山精、獲/河童は身近な小悪魔/河童が川をくだり海童となる/海人と海坊主現る/海に沈んだ怨霊船幽霊現る/人魚の正体はなにか}
蛇のもののけ
{多頭大蛇の伝説/野守とツチノコの怪/濡れ女の妖蛇は、なぜか若い男の血がお好き}
獣類のもののけ
{来つ寝(狐)人妻となり子を育てる/狐火の怪/化け狸と化け絡は同じ穴の狢?/謎の斬付け魔「鎌鼬」とは?/猫股と化け猫、山猫の怪!/処女の生贄を要求する猿神と狒狒!/天皇と比叡山の僧侶を震え上がらせた頼豪鼠/「ももんぐわあ」「しょうけら」「がごうじ」の正体は?}
鳥類のもののけ
{合成怪鳥「鵝」天皇を苦しめる/「いつまでも」と鳴く怪鳥・以津真天}
湿生類のもののけ
{墓妖怪の超能力/大蜈蚣は大蛇の天敵だった!/生き血を吸う巨大蜘蛛の怪奇譚!/土龍の異名をもつ大蚯蚓}
依拠参考文献
[鬼語辞典]
その1/その2/その3/その4