昭和50年　ページ部分19.2×13.0　P308　帯・カバー僅イタミ

“深遠な東西文明論―高田博厚エッセー集
滞仏30年、彫刻家として、また文明批評家として日本を代表する著者が、透徹した眼と感覚で東西の文化についてめぐらす自由な思索の結晶。索漠とした現代人を豊饒な精神の風土にいざなう深遠な文明論！”（帯文）

目次：
Ｉ
　アンリ・マティスの「象徴」／ピカソと伝統／マイヨルの芸術／ザツキンと彫刻精神／デッサンについて／タゴールの絵、その他／定朝／円空上人／彫刻家高村幸太郎と時代／梅原龍三郎／大内さん／白井晟一／紙匠岩野平三郎／私と彫刻／社会と芸術／モーツァルトの親密／シェイクスピアとフランス／喜劇／モリエールの意味／源をたずねて／茶器と利休／日本語と私の古典／私にとっての明治文学／「人間」との対話

ＩＩ
　南仏にて／思索するということ／「批評精神」についての惑星／パンセ／ツヴァイクについて／感想／忘れ得ぬ断章／思想と人間経験／西欧知性への接近／最初に戻る／数学者は思想家であれ／パリで知った三島切腹

ＩＩＩ
　森有正兄への手紙Ｉ／森有正兄への手紙ＩＩ／森有正兄への手紙ＩＩＩ／自我との会遇／『バビロンの流れのほとりにて』と共に／『城門のかたわらにて』／『遥かなノートル・ダム』／対話（高田博厚・森有正）

同郷のよしみ（中野重治）
高田博厚主要著作