昭和10年初版　四六判　P352＋索引P12　函背から端にかけてヤケ大、角イタミ　本体天金　表紙パラ糊付け、パラヤケ、少破れ　ページ時代シミ

旧字旧かな遣い

前半では著者の旅日記から拾い出した文章数篇を、後半では古書に関する覚書を収録する。

目次：
序　（長谷川美廣）
引

【前編】佳気春天
多気の聞書／蛇尾馬頭／高野詣／美吉野／牛嶋から越ヶ谷／埴谷の里／伊勢だより／いつも遊記／出流詣

【後編】続貂書話
切支丹太平記／水族写真／半魚譜／燼餘の孟子／蒔絵師源三郎／けいせい三嶋暦／菅江追善梢の雪／永代の夜遊／海の幸／山の幸／百鬼夜行／山田茂助老／志水燕十／三馬旧蔵小咄本／初日本領曾我／禾山注記種電抄／三年開けぬ本／女加藤／敬所の雌黄癖／田舎源氏十編表紙／松雪齋文集／真顔の頑癬／エキ（木＋夜）齋の古銭／化蝶類苑序／石川梧堂／正月の行事／彦麿の家系／石燕の雅号／兼葭堂法帖／土佐太夫の歎息／雀の草紙／側聴／桐の小枕／五山板／嵯峨本／長枕／職人尽／因果経／図書記／蔵書印の初／全澤文庫印／蔵書印の意匠／蔵書印のいろいろ／蔵書印の字句／蔵書印の形／花屋の蔵書印／克明館の印／伴直方／片山賢／吉田蛍澤／函崎文庫／倉持氏／札差中の蔵書家／高麗蔵／蔵書印の筆者／種彦作小本／相宅手引草／人相見／裸婦厭勝／泰龍文彙／輸入候補／つるなし鍋／益軒先生宏量／柿／篁村／覚玄様／雑司谷名物／神田明神の住吉様／佐々木寿六／十竹堂／問屋酒船／百鬼夜狂／土師掻安と酒月米人／森羅万象／狂歌の堕落／蜀山人の書風／大岡政談／競走／千里快走伝／猫八／掏摸の話／形影夜話／中川得楼翁／女風俗考／お先へ参る／中川翁の蔵書印／得楼／二十五愛／蔵書不印記／抱儀の蔵書印／四海実／江戸ッ子／名所図会／如電翁の香語

索引