1988年 A5判 P265+索引P6 帯背少ヤケ カバー時代シミ、裏側折れ跡、端少イタミ 小口および両見返しヤケ、時代シミ多
“ヌーヴェルヴァーグの正統を疾走しつづける男の映画論”(帯文)
“本書は、エリック・ロメールが映画について書いた最も重要な文章を四部に分けた批評集である。”(本書「序」より)
目次:
序(編者による)
批評の時代 ―ジャン・ナルボニによるエリック・ロメールへのインタビュー
【I 映画の古典時代】
映画 ―空間の芸術
トーキー映画のために
もう映画を愛してはいない
色彩についての考察
映画の古典時代
絵画の空しさ
イズー、あるいはありのままの事物 ―アヴァンギャルドについての意見
三本の映画作品と、ある一つの流派について
趣味と色彩について
美の味わい
ある批評家への手紙 ―『教訓話』シリーズについて
映画作品と、話法の三つの面 ―間接/直接・超直接
【II 不純な映画のために】
アンドレ・バザンの「集大成」
ある失敗の教訓 ―ジョン・ヒューストン『白鯨』
票決の解説 ―ジョシア・ローガン『南太平洋』
信仰と山々 ―マルセル・イシャク『正午の星』
スポーツのフォトジェニー ―『ローマ・オリンピック』
【III 作家主義(一九五O〜一九五八)
ロベルト・ロッセリーニ『ストロンボリ』
ハワード・ホークス『果てしなき蒼空』
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー『ピカソ―天才の秘密』
オーソン・ウェルズ『アーカディン氏/秘密調書』
ニコラス・レイ『ビガー・ザン・ライフ』
ルイス・ブニュエル『アルチバルド・デ・ラ・クルスの犯罪的人生』
フランク・タシュリン『ロック・ハンターは成功でダメになるか』
ジョージ・キューカー『魅惑の巴里』
ジョセフ・L・マンキーウィッツ『静かなるアメリカ人』
イングマール・ベルイマン『女たちの夢』
アルフレッド・ヒッチコック『めまい』
【IV ジャン・ノワール】
アメリカの ルノワール
『恋多き女』 ―猿たちとヴィーナス
ジャン・ルノワールの若さ
『ジャン・ルノワールの小劇場』
あとがきにかえて
作品索引