1997年初版　Ａ５判　P416　函下角少イタミ　帯破れ　本体セロハンカバー少破れ　別紙正誤表付

“待望の『中島敦書誌』
いままで中島敦の書誌についてはこれというものがなかった。このたびの齋藤勝氏の労作『中島敦書誌』の出版を、わたしは雙手を挙げて歓迎する。その細部まで行きとどいた内容は、研究者ばかりでなく中島敦愛読者にすすめたい新研究の成果である。（神奈川近代文学館　中野孝次）
中島敦研究の新しい地平の開拓
『中島敦書誌』は、従来の個人作家の「書誌」という概念を拡大した―と言うよりも、変革を求める態のものである。この書誌は、新たな、より完全に近い『中島敦全集』の刊行と、中島敦研究の新しい地平の開拓を要請している。（奈良女子大学名誉教授　濱川勝彦）”（帯文）

目次：
「中島敦年譜」（中島田人）

１　著作目録
　（1）雑誌・（新聞）
　（2）単行本・各種文学全集・個人全集/図録など
　（3）文庫本
２　参考文献目録
　Ａ　参考文献
　　（1）雑誌の編集後記
　　（2）個人全集/単行本・図録などの編集後記他
　　（3）各種文学全集の解説他
　　（4）文庫本の解説他
　　（5）月報
　Ｂ　参考文献
　　（1）研究書/評伝
　　（2）雑誌特集
　　（3）国文学年次別論文集
　Ｃ　参考文献
　　（1）新聞・雑誌・紀要・単行本に部分所収等（略年譜含む）　昭2年（1927）11月〜平8年（1996）8月・補遺
　　（2）教材研究
　　（3）戯曲
　　（4）中島敦文庫
　　（5）ゆかりの―横浜
　　（6）「会報」中島敦の会　“没後五〇年”偲ぶ会行事
　　（7）書評
　　（8）学会動向　会報／展望
　　（9）研究案内
３　付録
　（1）検定教科書他
　（2）視聴覚資料抄
　（3）翻訳抄
　（4）感想文抄
　（5）事典類/参考図書
　（6）文学史
　（7）周辺参考文献　撫山他

あとがき
索引