中世の大学 ジャック・ヴェルジェ 訳:大高順雄 みすず書房

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1991年4刷 四六判 P238+索引ほかP18 カバー端僅イタミ 小口少汚れ

“大学は、カテドラルや議会と同じように中世ヨーロッパ文明の最も独創的な産物である。たしかに、古代のアテーナイやアレクサンドリアには偉大な教師はいたが、永続的な学問機関としての大学は存在しなかった。しかし、12世紀のルネサンスといわれるアリストテレス主義の復興から生れた中世の神学・哲学・法律・科学などのほとんどすべては、大学で研究され、教育されたのである。以後、大学は教育と文化の一種の型を独占したといっても過言ではなかろう。その意味で、我々はまさに12-3世紀に誕生した最古の大学、パリとボローニャの遺産相続人であり、後継者である。
従来の歴史家は、大学で行われたこと、そこで生れた成果を学問史の一章として叙述してきた。それに対して、著者は、ストゥディウムあるいはウニヴェルスィタスとよばれる大学という制度自身を、ある歴史の流れに位置する人間集団としてとらえようと試みる。ここでは、学部、学寮、講義科目、教科書、試験、学位といった高等教育の全機構の起原が探求される。また一方、大学とその外的環境、すなわち教会、国家、社会との関連が考察され、大学の歴史に一層の活気が与えられる。そして叙述は、中世末期、ルネサンス前夜の大学の変容をもって終わる。
これは、貴族文化、大衆文化とは異質の〈大学文化〉という文化形態についての社会学ともいえる書である。大学の社会的役割の問われている現在、深い示唆をここから汲みとることもできよう。”(カバー裏紹介文)


目次:
序文
日本語版第四刷の序文

【第一部 大学の誕生と確立(十二―十三世紀)】
第一章 大学の誕生
 1 十二世紀初期の西欧における学校
 2 十二世紀のルネサンス
 3 最初の大学
 4 「自然発生的」大学と「創設された大学」

第二章 「団体」としての大学
 1 制度と特権
 2 教育組織
 3 大学史の社会的側面

第三章 十三世紀の諸問題と葛藤
 1 托鉢修道僧と在俗教員
 2 スコラ学の最盛期と危機

【第二部 中世末期(十四―十五世紀) 凋落か変容か】
第四章 大学と教会
 1大学神学の破産
 2 教会の法学者

第五章 大学と国家
 1 君主による大学の創設
 2 国家に対する服務
 3 大学と政治
 4 大学自治の終焉

第六章 大学と社会
 1 富者と貧者
 2 学問と貴族
 3 学問と労働

訳者あとがき
文献目録
索引

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