1992年 14.3×22.1 P258 表紙および小口少ヤケ、少汚れ
全258ページのうち特集150ページ。
目次：
【20世紀エロスのトポグラフィー 2】金の衝動 ―マドンナ·・ルイーズ・チコネをめぐって（伊藤俊治）
【西洋書物学事始 最終回】あるビブリオフィールの一日（高宮利行）
【カフカのかなたへ 14】窓の男（池内紀）
【耳目抄 115】葉煙草の話（竹西�郢辧�
【詩】
ティル（田村隆一）
旅人はかえれよ（諏訪優）
平たい月（白石かずこ）
樹木頌（高橋睦郎）
きみの時代の貴重な「作家」が死んだ朝にきみが書いた幼い詩の復習（稲川方人）
【食客風雲録 22】この児、非常の人なり ―放浪の賓客 劉備玄徳（草森神一）
特集 魔術
【古代ローマの魔術】テュアナのアポロニウス（大瀧啓裕）
【マジカル・イメージ】ドルイド・イメージ（鶴岡真弓）
【魔術的思考】数学的魔術をめぐる対話 ―レンズと普遍言語（武田雅哉）
【マジカル・パワーの系譜】黒魔術 ―見えない世界の力の利用（Ｆ・ゲティングズ 訳：阿部秀典）
【東西の魔術】
愛憎の魔術 東西の呪詛、呪文について（塚田孝雄）
ふられた魔女 アーサー王物語の恋と魔法（月村辰雄）
グリ・グリという名の幻想 ―ヴードゥー博物館を訪ねて（鈴木啓志）
《黄金の夜明け》とクロウリー（江口之隆）
【大地と魔術】地相術と地霊（Ｆ・ゲティングズ 訳：阿部秀典）
【現代の魔術師たち】
光の魔術の信奉者たち ―主よ、汝の翼の陰の下で（秋端勉）
都市魔術の誕生 モダン・ウィッチの系譜（鏡リュウジ）
【現代日本の魔術】魔術結社覚書（秋端勉）
コラム ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】メアリ・モリスを訪ねて（今村楯夫）
【フランス】記憶の波との戯れ 映画の現在とゴタール（谷昌親）
【イギリス】太陽の君臨したあとで Ｊ・G・バラード『おんなたちの優しさ』（高橋和久）
【ドイツ】A4メモ用紙の孤独 マルティン・ヴァルザーの話題作（園田みどり）
【イタリア】イタリア現代詩の“中心”の不在 E・ポノーラ『モンターレとの対話』（古賀弘人）
【ラテンアメリカ】メキシコ情熱案内 サラ・セフチョビッチ『あふれるほどの愛』（新谷美紀子）
【ソ連・東欧】時空の迷宮への旅 ウラジーミル・クリメンコ演出『検察官』（岩田貴）
【中国】『おじさんの物語』王安憶の真摯な遊び（加藤三由紀）
【幻想】正月早々……（大瀧啓裕）
【今月の作品】
【われ発見せり】ソルマック・ポトマック（笠井裕之）
