昭和48年　ページ部分11.3×16.8　P362＋索引P21　函ヤケ大　本体小口ヤケ　遊び紙下端および扉ページ押印消し跡　裏遊び紙僅剥がし跡　扉時代シミ多

14世紀後半に成立し、読み書きの初級教科書として用いられたもの。
一月から十二月の手紙のやりとりの体裁をとりつつ、生活・職業・仏教・武具など多くの語彙を含む文面で構成される。
原書は漢文体で書かれているものを、読みくだし文にあらため、注解などを付す。

目次：
凡例
一　注釈本所収の序文類
　｛1　『庭訓往来註〔旧鈔〕／2　『庭訓往来抄』〔寛永八年刊〕／3　『庭訓往来諺解大成』〔元禄十五年刊〕／4　『庭訓往来諸抄大成扶翼』〔安永三年序〕／5　『庭訓往来具注鈔』〔天保五年〕｝


二　正月状　往　〔新年の会〕
三　正月状　返　〔新年の会〕
四　二月状　往　〔詩歌の会〕
五　二月状　返　〔詩歌の会〕
六　三月状　往　〔地方大名の館造〕
七　三月状　返　〔地方大名の館造〕
八　四月状　往　〔領国の繁栄〕
九　四月状　返　〔領国の繁栄〕
一〇　五月状　往　〔大名・高家の饗応〕
一一　五月状　返　〔大名・高家の饗応〕
一二　六月状　往　〔盗賊討伐への出陣〕
一三　六月状　返　〔盗賊討伐への出陣〕
一四　七月状　往　〔遊妓の遊技会〕
一五　七月状　返　〔遊妓の遊技会〕
一六　八月状　往　（七月三十日状）〔司法制度・訴訟手続〕
一七　八月状　返　〔司法制度・訴訟手続〕
一八　八月状　単　〔将軍家の威容〕
一九　九月状　往　〔寺院における大法会〕
二〇　九月状　返　〔寺院における大法会〕
二一　十月状　往　〔大斎の行事〕
二二　十月状　返　〔大斎の行事〕
二三　十一月状　往　〔病気の治療法〕
二四　十一月状　返　〔病気の治療法〕
二五　十二月状　往　〔地方行政の制度〕
二六　十二月状　返　〔地方行政の制度〕

解説
付記
語彙索引