1995年 14.2×22.1 P322 表紙少クスミ、僅イタミ 裏表紙から末尾数ページにかけて折れ跡
全322ページのうち特集261ページ
目次:
【新ビデオラマ―もうひとつの映画館 第十夜】 クローズアップあるいは映画的衝動 亀井文夫監督『戦ふ兵隊』(山田宏一)
【耳目抄147】 コリント・ゲーム(竹西寛子)
【『パサージュ論』マルジナリア10】 夢の中の木馬(鹿島茂)
【いかにして女性の哲学は可能か 第6講】 ボーヴォワール・女性性否定の罠(三枝和子)
【詩】
大笑いの図(藤富保男)
事件(広瀬大志)
特集:キアロスタミ
【詩】 私はネガを破くでしょう(キアロスタミ)
【小説】 すばらしき市民!(キアロスタミ)
キアロスタミの世界(キアロスタミ 訳:坂本安美)
【語るキアロスタミ】
インタヴュー 対話の可能性(キアロスタミ 訳:橋本順一)
インタヴュー 道の果てまで(キアロスタミ 訳:鈴木圭介)
インタヴュー 立方体の六つの面(キアロスタミ 訳:橋本順一)
【男/娘/子ども のゆくえ】
アッバス・キアロスタミ映画(淀川長治)
通過地帯 赤茶けた砂礫の丘とオリーブの小道と(本田和子)
選択の試練をぬけて キアロスタミの《教育映画》(彦江智弘)
私の夫の家はどこ?(テッソン)
【映画の構造】
背中越しのコミュニケーション(松浦寿輝)
キアロスタミ、その「現代の映画」の行方(梅本洋一)
メタ・フィルムの撹拌戦略(村山匡一郎)
【カメラ・アイ】
切り返しショットによる六つの視線(J-L・ナンシー、A-P・リモザン、A・ベルガラ… 訳:森紀与子)
インタヴュー キアロスタミのフレーム(パイヴァール)
視線の使い手(L・ロト)
【犯罪の裏面の“クローズ・アップ”】
『クローズ・アップ』に驚く(小沢信男)
映画表現の本質に迫る映画(鈴木志郎康)
インタヴュー 名前を騙られた映画監督(マフマルバフ)
シナリオ 『クローズ・アップ』(キアロスタミ 採録:松田広子 字幕:齋藤敦子)
【イランという風土】
テヘランで観た「友だちのうちはどこ?」(新藤悦子)
破局の後の静けさ(バビッラ)
背景 カーヌーン/検閲(A・マルシ 他)
【キアロスタミ・ロカルノ】
ロカルノ映画祭のキアロスタミ(加藤智陽)
素顔のキアロスタミ(土肥悦子)
【虚構のドキュメンタリー】
漂泊する祝祭(崔洋一)
「フェイク・ドキュメンタリー」とは何か(帯谷有理)
善意の仮面をかぶった偉大なる詐欺師(大竹昭子)
監督アンケート キアロスタミとは誰か?(榎戸耕史、黒沢清、澤井信一郎、すずきじゅんいち、鈴木則文、瀬々敬久、常本琢招、内藤誠、萩原朔美、藤田敏八、森崎東)
監督対話 ドキュメンタリーの力、虚構のリアリティー(原一男、筒井武文)
鼎談 そしてサスペンスはつづく(金井美恵子、金井久美子、鈴木一誌)
【資料】
キアロスタミ・フィルモグラフィー+解題(編:篠崎誠)
口絵構成 ジグザグの向こう
コラム・ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】〈国境文学〉の可能性(越川芳明)
【フランス】ヴェトナムから(もフランスからも)遠く離れて(大里俊晴)
【ドイツ】メディアは踊る(園田みどり)
【ラテンアメリカ】愉しみいっぱいピカレスク(安藤哲行)
【ロシア】フレーンニコフの回想録(梅津紀雄)
【幻想通信】CD-ROMでデイト(大瀧啓裕)
【今月の作品】
【われ発見せり】チナスキー、またの名を…(長岡真吾)