1972年 14.3×22.1 P214 表紙および小口ヤケ、汚れ ページ少開きグセ 末尾ページ少剥がし跡
目次:
【海外からの視点】
動く中心点(オクタヴィオ・パス 訳:橋本綱)
連歌について(クロード・ロワ 訳:佐藤東洋麿)
ロラン・バルトのハイクロン(宗左近)
ボンヌフォワと俳句(平井照敏)
日本の詩におけるハイキャンプ(ロディティ 訳:中村健二)
現代詩に対する海外の関心(諏訪優)
【古典詩論】
筑紫の蝉―少年家持 大伴家持の詩論(安西均)
火達磨詩法 藤原定家の詩論(塚本邦雄)
反骨の花 正徹の詩論(馬場あき子)
幻の道・幻の芭蕉(吉増剛造)
風雅の根底 祇園南海の詩論(三好豊一郎)
「もののあはれ」と怪力乱神 本居宣長の詩論(高橋英夫)
【近代詩論】
不眠の詩 北村透谷の詩の論理(北川透)
詩に逐はれた生 石川啄木の逆説(鈴村和成)
詩語の研究・批評の成立 折口信夫の詩論(藤井貞和)
萩原朔太郎の詩論(原子朗)
古代の春の復活 西脇順三郎詩学によせて(由良君由)
小林秀雄の詩論(秋山駿)
世紀末の美学 保田与重郎の詩論(饗庭孝男)
【共同討議】
変貌する現代の詩論(粟津則雄、天沢退二郎、入沢康夫、渋沢孝輔)
詩論とは何か(吉本隆明、清岡卓行、大岡信、鮎川信夫)
【現代詩論】
鮎川信夫の詩論 鮎川・吉本の戦争責任論をめぐって(高良留美子)
〈指示性の根源〉について 吉本隆明の詩論(菅谷規矩夫)
詩的迷路の向うがわへ 吉本隆明の詩論(岡庭昇)
前衛の詩論 小野十三郎・長谷川龍生の詩論(中川敏)
不可視の沈黙をめぐって 黒田喜夫の詩論(倉橋健一)
不可視体へ疾駆する言語 山本太郎の詩論(諸田和治)
行ってみたいな犀の邦 飯島耕一の詩論(飯吉光夫)
批評の遊撃性 大岡信の詩論(星野徹)
入沢康夫詩論についての覚え書(池沢夏樹)
対自の膰 天沢退二郎の詩論(橋本真理)
【アンケート】私の詩と詩論(黒田喜夫/谷川俊太郎/長田弘/那珂太郎/岡田兆功/藤富保男/高橋睦郎/渡辺武信/岩成達也/加藤郁乎/望月昶孝/吉野弘/黒田三郎/多田智満子/金井直/安水稔和/中村稔/中村俊夫/財部鳥子/中桐雅夫/窪田般弥/会田綱雄/北村太郎/生野幸吉/片桐ユズル/泉谷明/吉原幸子/江森国友
年表日本の詩論