2000年　A５判　P266＋索引P4　カバー少スレ、端僅イタミ

目次：
はじめに

【第一章　民俗学の老人論】

【第二章　宮座と長老】
第一節　長老衆と村落運営　―滋賀県水口町北内貴の事例より―
　一　川田神社と区有文書
　二　役家と水吞
　三　ヤクハリと十人衆
　四　参会と十人衆
　五　村落運営における家と個人
　六　村落運営と年齢原理
第二節　寄合と長老衆　―滋賀県八日市市三津屋の事例より―
　一　寄合の記録
　二　本役と半役
　三　出世成り
　四　宮座の五人組
　五　初寄り
　六　長老の役割の変化
第三節　座衆と氏子　―三重県名張市黒田の事例より―
　一　神社合祀と勝手神社
　二　座の祭りと当屋
　三　オリトと当屋
　四　オリトと膳の餅
　五　内氏子と外氏子
　六　氏子の二つの意味
第四節　長老の生活史
　一　ワンジョウの役割
　二　書き残す意欲
　三　自分史『老松の花』
　四　宮本利三郎の日記
　五　老いと誇り

【第三章　老人と葬送】
第一節　親の死と葬送　―山梨県武川村柳沢の事例より―
　一　オヤオクリと別帳場
　二　香典とツケジンギの実態
　三　ノオクリと位牌分け
　四　位牌分けの意味
第二節　葬儀とつきあい　―福井県敦賀市白木の事例より―
　一　分家制限と村落組織
　二　主親類・小親類・他人
　三　葬式のつきあい
　四　他人をつくる理由
第三節　六十歳をめぐる民俗
　一　還暦隠居への疑問
　二　村隠居と神役
　三　算賀の民俗
　四　六十歳の意味

【第四章　都市近郊農村の老人】
第一節 親から学ぶ
第二節 土地を守る
　一　分家の理由
　二　農の工夫と喜び
　三　地主の跡取り娘
　四　親と子のつながり
第三節　言葉をもつ老人

終章

あとがき
索引