1970年5月号 B5判 P122 全体に経年によるヤケ 表紙スレ、少イタミ、汚れ
目次:
【緊急特報】〈エロス+虐殺》を政治の手からまもれ 仮処分事件の全貌
仮処分問題の経緯と私の立場(吉田喜重)
ルポ 政治家の映画感覚 決定まで5日間映画批評家グループのドキュメント
資料 仮処分「事件」関係文書と「決定」の全文
絶体否定の論理 蘇える黒旗と「幻覚剤革命」(伊東守男)
ナチスをめぐる相反感情(澁澤龍彦)
金髪の野獣(沼正三)
【シナリオ】
去年の夏(脚本:エレナー・ペリー 監督:フランク・ペリー)
雨の訪問者(脚本:S・ジャブリゾ 監督:ルネ・クレマン)
【特集】芸術家・批評家の余技とは何か 逃避と待機の季節によせて
あッと驚かせた〈芸能論〉の背景 ―吉本隆明の映画論(高橋徹)
青島幸男が国会で決めたのだ ―青島幸男の映画新作(内田栄一)
ビデで精子から民族をまもれ ―武智鉄二のアングラ芝居(白坂依志夫)
歌手野坂の肉体をまさぐる ―野坂昭如はなぜ歌う(石堂淑朗)
映画批評家 石堂淑朗/長部日出雄 は立派な小説家になるか(松山俊太郎)
芥川賞清岡卓行の小説“詩”映画批評の三角関係(吉原幸子)
【批評特集】加藤泰 緋牡丹博徒・お竜参上 はこれでいいのか
女の一人旅姿(唐十郎)
光背を失なったヒロイン(渡辺武信)
虫の眼のひろがり(大和屋竺)
やくざ映画の毒(片岡啓治)
【洋画三題】
英雄譚の変化〈影の軍隊〉(石堂淑朗)
またひとつの死への旅 〈愛と死の果てるまで〉(渡辺武信)
出会いと通りがかり 〈訪問者〉(今野勉)
【座談会〈続〉】ナチ革命は日本に来るか(いいだもも、三宅正樹、船戸満之)
【今月の日本映画評】
器用すぎる日本映画(小沢信男)
今月の洋画評(押川義行)
【テレビドラマ雑感】
『くやし涙』ほか(大橋恭彦)
小津安二郎の芸術(佐藤忠男)
【ジャーナリズムのなかの映画論】
新聞(仙波輝之)
週刊誌(會根義忠)
映画関係ミニコミ(神山征二郎)