源氏物語のディスクール 堀田孝 叢書記号学的実践12 書肆風の薔薇

1990年 A5判 P213 カバーヤケ、スレ、キズ、端イタミ

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1990年 A5判 P213 カバーヤケ、スレ、キズ、端イタミ

“《『源氏物語』は均一性を持たない。
それを、成立論的要因・問題意識の変化といった要因を動員して論ずることは比較的たやすい。
しかし、われわれは、思考のたわむれを挑発する『源氏物語』の言説としての多様性を確認せねばなるまい。
思想を語るための物語言説があるのではなく、物語言説の操作・手法こそが物語言説を通じて読者にむけて機能する思想であると考え直すべきであろう。
『源氏物語』の形式的多様性は、散文の理論が導きだされるいくとおりかの形式を実際に生きて見せてくれている。……
『源氏物語』の物語言説は均一性を持たない。 だが均一性を持たないがゆえに豊かなのである。》
空間の移動、語りと焦点化、手紙の機能、巻構成、主人公の概念、などの諸テーマを巡りつつ、著者は『源氏物語』の作品内を流れ、ゆるやかに変化する形式的構造を俯瞰する。
ロシア・フォルマリズムからナラトロジーに至る文学記号学の方法概念を駆使しながら、『源氏物語』という固有の物語言説が自らはらみもつ差異を測定し、『源氏物語』の多様性、豊饒性を分析してみせる本書は、活発な議論を呼び起こすであろう。 ”(カバー裏紹介文)

“…『源氏物語』においては五十四帖にわたる等質性が確保されていないのである。〈略〉全編を読み終えた人は、誰でも『源氏物語』の始発部あたりと、末尾の宇治十帖との異質さに居心地の悪さを感じとるはずであり、同一の作品名でこの物語全体を呼称することがためらわれるような事態なのである。
〈略〉
ここ数十年『源氏物語』研究の主流をなしてきたのは、〈略〉主題すなわち作者が作品を通して述べようとする主張の変化を論じることであり、そうした主張の変化を不可避的に生み出すはずの『源氏物語』の成立の不安定さ・構想の変化・作者複数の可能性を論じることであった。
〈略〉
しかし、それらはそれぞれ異なる解決に至りながらも、実はすべて同一の問題設定から出発している。すなわち「『源氏物語』はなぜ等質性を欠き、どうして統一性を持たないか」という、『源氏物語』の起源を問い質そうとする問題設定である。こうした問題設定に安住するとき、「『源氏物語』はどのように等質性を欠いているか」という問題設定は忘れられたままになる。
〈略〉
本書が試みるのは、そうした物語言説のはらみもつ差異の測定である。大切なのは、物語言説が「なにを」語っているかではなくて、「どのように」語っているか、である。
〈略〉
本書が分析対象とするのは物語言説の多様さを抱え持つ『源氏物語』という独自な作品内を流れるゆるやかな様式の変化である。…”(本書巻頭「序」より)

目次:


第一章 空間の移動
第二章 語りと焦点化
第三章 手紙の機能
第四章 巻構成と「類」
第五章 主人公の概念
結章 数珠繋ぎ手法から玉突き手法へ


あとがき
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