1988年 A5判 P246 表紙ヤケ、クスミ、少汚れ、背イタミ 小口少シミ汚れ
全246ページのうち特集184ページ。
目次:
【シノロジー雑草譜4】北斗の城《まち》(中野美代子)
【科学と抒情16】眼には眼を、歯には歯を(赤瀬川原平)
【耳目抄79】カシュガルの歌舞に逢う(竹西寛子)
【詩】
四月の死者 五月の墓(宗左近)
鳥づくし 加賀の海に沿って(天沢退二郎)
岩蔭(藤井貞和)
Calling the morning(生田梨乃)
特集 平賀源内 大江戸ネットワーク仕掛人参上
【ネットワークする源内】
江戸の花咲男 源内をめぐる比較放屁論(芳賀徹)
江戸のいらいら(早坂暁)
物産・商品・言語 平賀源内という文化現象(野口武彦)
江戸・方法センターの「工夫」者(田中優子)
【浄瑠璃作者・源内】
長枕褥合戦(平賀源内 訳:林美一)
道行虱の妹背筋(平賀源内 校註:田中優子)
韜晦あるいは奔放 浄瑠璃作者福内鬼外論(諏訪春雄)
【戯作者・源内】
遊民のディスクール 源内の滑稽と文章語(高田衛)
風来山人の言語描写(中田敏夫)
【ナチュラリスト・源内】 博物学者 平賀鳩渓(源内)(上野益三)
【テクノロジー・源内】
夢想を実行したエンジニア(西和彦)
マージナル・ナショナリスト 江戸に吸収された奇器(吉田光邦)
【コピーライター・源内】 コピーライター平賀源内(谷峯藏)
【SF作家・源内】 極私的『風流志道軒伝』SF!?観(横田順彌)
【アーティスト・源内】
大小絵暦会の春信と源内 錦絵技法の開発に際して(小林忠)
秋田蘭画の西洋表現(児島薫)
【源内のエロス】
「つるはのもの」よ(松田修)
穴に踏み迷う 山師源内の穴尽し(草森紳一)
【久生十蘭の物語の中の源内】
牡丹亭還魂記 『平賀源内捕物帳』より(久生十蘭 絵:原田治)
『十蘭』と『源内』 〈ないまぜ〉の言語空間をめぐって(川崎賢子)
【源内に異議あり】 彼は一体なにを怒っていたのだろうか(橋本治)
【18世紀人・源内】
サタイアの想像力(鈴木聡)
『風流志道軒伝』と江戸空想旅行譚(H・マエス 訳:山下真由美)
【ファシズムを生きた人々4】未来派俳優ペトローニ(田之倉稔)
【今月の作品】
【われ発見せり】『放屁論』は『ほうひろん』にあらず(石上敏)