平成6年復刻版　A５判　P524＋序・目次　函少汚れ、端少イタミ、背少シミ汚れ

旧字旧かな遣い

昭和13年厚生閣から刊行されたものを影印復刻。

次：
第一章　総論　｛迷信の定義／迷信批判の立場／迷信の種類／神話と原始宗教の発生／科学と迷信／天変地異｝
第二章　支那古代の天文・暦法　｛敬天授時／辰による季節決定法／五遊星と人間の運命／五行説の根本的誤謬／古代支那人の宇宙人生観｝
第三章　天地五行説　｛宇宙の元気としての木火土金水／五行説の種類／相生五行／相勝五行／五行生剋論／五行消長｝
第四章　十干・十二支　｛十干の起源及び意義／十二支の起源／十二支の意義／干支の支那式哲理論／十二支禽獣｝
第五章　五行配当　｛十干へ配当／四季への配当／十二支への配当／方位への配当／時刻への配当／色への配当／納音五行｝
第六章　周易判断　｛易経／陰陽論／八卦／参天両地／河図・洛書／易筮の術式／爻と卦／変卦／『乾卦』の説明／易の処世哲学／易筮の用途／斎戒沐浴／窮理／売卜先生／周易判断術にする結論｝
第七章　九星説　｛洛書九星説／九星の数の神秘／九星の方位／九星七色の弁／九星の凶数／年家九星・月家九星／日家九星・時家九星／九星判断術／九星説の批判｝
第八章　暦元問題　｛九星の暦元／ユリウス暦元／天地開闢の年代／歳首問題／我が国の改暦｝
第九章　鬼門　｛五行説の鬼門／お伽話小説に基づく鬼門／和漢鬼門異同弁／鬼門排撃論／京都・江戸・東京の鬼門／世界随一の鬼門国日本｝
第十章　丙午　｛丙午と火事／男を食い殺す丙午の女／徳川時代の丙午騒動／明治三十九年の丙午／火星水星と丙午／干支紀年法と丙午／庚申｝
第十一章　厄歳と男女相性　｛世界諸国の厄歳／平安時代の厄歳／徳川時代の厄歳／昔の識者は厄歳をどう見たか／生れてから死ぬるまで毎年が厄歳／医学上から観た厄歳／易学から観た厄歳／語呂の迷信／年忌法要／男女相性｝
第十二章　暦の中段　｛友引／仏滅と空亡／赤口と不成就日／先勝・先負／建除十二客／三隣亡／天赦日／天一天上／二十四節気／節分／彼岸と仏事／入梅と半夏生／八十八夜／八専と十方暮／社日と三伏日｝
第十三章　暦の下段　｛下段の凶日／中段・下段に対する古人の批判｝
第十四章　歳徳・金神・八将軍　｛年の神殺／歳徳・恵方／八将軍／金神／安部清明の陰陽道／神殺に対する古人の批判｝
第十五章　辰の迷信化　｛龍は星群なり／北斗は本命・元辰・北辰妙見と化す／二十八宿と印度の宿曜説｝
第十六章　迷信の種々相（認識の欠陥に基づく迷信、其の一）　｛知識の不足（・鬼火　・火玉　・人魂　・水死者の鼻血　・枕刀と逆様屏風　・神憑り　・狐憑き　・鳥鳴き　・占ひの的中）／判断の不公正（・霊魂不滅論　・幽霊　・インチキ民間療法の信仰　・金光教　・誤怪）｝
第十七章　迷信の種々相（認識の欠陥に基づく迷信、其の二）　｛宗教の誤解（・畸形的信仰　・胃弱的信仰　・不動尊　・十三尊仏　・天理教　・偶像崇拝　・叶はぬ時の神頼み　・印度の極楽　・釈迦が西伯里亞に生れたら　・男女心中は誰れがさせるか　・文字の信仰　・仏典の編纂　・如是我聞　・仏典の漢訳　・天啓と直覚）／連想　錯誤（・魔の踏み切り　・三原山自殺　・三々九度の杯　・四苦八苦　・お目出度づくしのお正月　・結納目録　・鶴は千年亀は万年　・戌の日）／欲求統制の不全（・生死に処するの道　・無理な祈願）／迷信製造者（・好奇心　・火渡りの霊術　・不動金縛りの法　・忍術の正体　・策略的怪異　・法力と毒力競べ　・精神病者）｝
第十八章　迷信の種々相（感情の低劣に基づく迷信）　｛運命に迷ふ（・運命　・運命の予知　・運命の転換　・祭祀　・加持祈祷　・蠑螈の黒焼　・護符　・守札　・生者必滅の鉄則　・安心税　・姓名判断）／神秘の憧憬（・昔の不思議　・真の不思議　・稀なるが故に貴し　・平凡なるが故に貴し　・ベツレムの星　・神通力／感情　偏倚（・迷信者の意地　・流行の心理　・感情の動乱）｝
第十九章　迷信の種々相（意志の障害に基づく迷信）　｛意志の障害（・衝動的行為　・克己）／夢と迷信（・睡眠　・夢の現実　・夢告と霊夢　・実夢　・夢占ひ　・夢中の発明）／催眠術（・催眠現象　・二重人格　・催眠術応用の迷信　・奇蹟の減少　・知らぬ間に自己催眠）／色眼鏡（・見えたまゝと有りまゝ）｝

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