1977年 23.3×29.5 P402 全体に角少折れ跡 表紙少汚れ、背少ヤケ 小口からページ端にかけてヤケ P283上角少破れ、折れ跡
コピー:世界のナマ情報をキャッチする 地上最大の総グラビア雑誌
人々のファッション、飲食店、街の看板や広告、娯楽ほか、現地で取材し集めた77年当時のアメリカ西海岸の風俗・文化に関する情報を写真やイラストとともに網羅的に掲載。
Airport(空港)にはじまり、Aerobics、Antique、Billboard、Book……と、テーマをアルファベット順に並べる構成は、アメリカの職業別電話帳(Yellow Pages)に着想を得たもの。
“Yellow Pages。 職業別電話帳のことだ。アメリカの若者は、 旅先でまず電話帳を繰って好みに合ったレストランを探し、すきっ腹をなだめる。予算に合ったホテルをみつけて電話で予約し、そこに眠る。Yellow Pagesは、アメリカ生活に欠かせない本である。
〈略〉
Yellow Pages に、とっつきにくい点がたったひとつあった。活字を読むわずらわしさ。これを、豊富な写真とイラストで、見る楽しさに発展させた、まったく新しいボクたちのメディア…これが、ボクたちの、この“Yellow Pages Illustrated”なのだ。
これは、ホンモノ志向世代のための、生活のナマ情報誌だ。A項目からZ項目まで、どのページにもギッシリとナマ情報がつまっている。どこからページを繰りはじめてもかまわない。人にたずねてばかりいないで、この雑誌をまず繰ろう。だれかに情報をおしつけられるまえに、ここから世界の最新情報をつかみとろう。これこそが、行動の原点、アイデアの宝庫、数ヶ月後のキミの生活を知る、タイムトンネルなのだから。…”(本書巻頭紹介文より)
目次:
Airport―自家用中古機、買います。機内食の調理場。/Aerobics―宇宙飛行士訓練が生んだ“有酸素運動”。/Antique―初めて紹介する専門の街 “アダムス通り”。/Billboard―広告看板が、“ハーイ”とキミに呼びかける。/Book―つくる本、遊ぶ本、そしてむさぼり読む本。/Boutique―“生活”をトータルに売る専門店。/Car―車検のない州を走り回る手作り自動車。/Downtown―下町、それは都心部ということだ。/Eat―ケンタッキー、タコベルなど本場の味を紹介。/Entertainment―水野晴郎が明かすスターのジーニングな実像。/Fantastic―光り輝くテニスボール。夢みるような小物たち。/Fight! Footbal―プロ28チームなどのマークを一挙掲載。/Green green―だからなお、greenが室内に満ちるんだ。/House―900 万円で買えるこんなにスゴイ分譲住宅。/Idea business―まだ日本でお目にかかれない新発想の商品。/Iron horse―男らしい息づかいで、なお走りつづけるSL。/Jeans―馬測晴子のルポ・UC・LA学生の持物の全て。/Kid―暮しを楽しみに変え、遊びを創造する子ら。/Let it be―世界の共通語インディアンの手振り特集。/Mall―買い物と日光浴がいちどに楽しめる場所。/Map―みんなでDo! ロス、シスコ大地図のぬり絵。/Marijuana―マリファナ解禁の州がふえている。相場表。/Naturd way―自然飼料だけで育った子牛のビフテキなど。/Nostalgia―トーキー時代のポスターなど、郷愁の源泉。/On the street―くずかごまでが明るい表情をしているんだ。/Outdoor―自然との触れ合いをとても大切にする生活。/Papers―“羅府新報”のコラージュなどで知るナマ情報/Post office―郵便局の内部構造と、有効な利用法/Put on―アクセサリーじゃない。誇りだ、ユーモアだ。/Quiet revolution―“静けさ”革命。西海岸の国立公園一覧。/Quilting―暮しのうるおいにのし上ったキルティング。/Restaurant―取材班がキミに薦めるレストラン総覧。/Slangy―ナウな会話を楽むための手引き。/Sleep'n stay―“眠り”と“滞在”を大切にする旅のコツ。/Spirits―ロッキーのバーボン、カリフォルニアワイン。/Stationery―イラスト入りの名刺をつくってみたら?/Supermarket―スーパーのすべて。なぜ果物は入口にあるか。/Super superstore―コレ、取材班のつくった新語。/T-shirt―キミが笑えばTシャツも笑う。/Tag―これは、キミの荷物のパスポート。/Theme shop―こんなスゴイ専門店があるんだ。/University yard―ボクらの生活の原点・バークレー、UCLA。/Vendor―自動販売機をうまく使うと安上りなのだ。/West coast sound―中村とうようが選んだ48枚のアルバム。/Who's who―大統領のサインを参考に、ボクらも作ろう。/Wow!!―ワオー、ウヘー!の大行進。/Xerox copy art―コピー・アート芸術の仲間入りだ。/Yellow Pages llustrated―スペシャル・ゲスト、そしてスタッフ全登場。/YPI Shopping center―日本でも楽しめるこのジーニングライフ。/Z…Z…Z…―おもしろすぎて、すっかり夜もふけちゃった。