地域社会の民俗学的研究　岩井宏實　法政大学出版局

1987年　A５判　P580　函ヤケ、少汚れ、端少イタミ

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1987年　A５判　P580　函ヤケ、少汚れ、端少イタミ

目次：
序章　研究の指標

【第一章　共同体の民俗的構造】
第一節　村落生活における休日の系譜
　｛一　休日の意味／二　休日の変化／三　休日の統制／四　休日と祝祭日｝
第二節　郷土と村落　―天理市嘉幡森嶋家をめぐって―
　｛一　森嶋家の住宅／二　森嶋家の系譜／三　森嶋家と菩提山成身院／四　寺元争論の一史料｝
第三節　「公」の重層性
第四節　町の共同体
第五節　村と町の交渉
　｛一　はじめに／二　肥料としての人屎尿利用／三　大坂近郊における下肥利用／四　奈良の下肥騒動／五　江戸の下肥汲取／六　会津若松城下の下肥／七　おわりに｝

【第二章　結衆と芸能】
第一節　風流踊の芸態と伝承基盤　―大和の太鼓踊を中心に
　｛一　はじめに／二　踊の時期と種類／三　踊の伝承／四　踊の芸態／五　踊集団の構成と規模／六　踊の性格／七　踊りの基盤／八　踊唄／九　おわりに／（付）大和の風流（太鼓踊）一覧｝
第二節　「お蔭参り」と「お蔭踊」
　｛一　はじめに／二　明和のお蔭参り／三　文政のお蔭参り／四　文政のお蔭踊／五　お蔭参り、お蔭踊の性格／六　慶応のお蔭騒動とお蔭踊｝
第三節　開帳と芸能
　｛一　縁日と開帳／二　成田不動出開帳と市川団十郎／三　西大寺愛染明王出開帳と市川団十郎／四　開帳と諸芸能／五　川波えと砂持ち／六　玉造稲荷の砂持ちと風流／七　砂持ちと蝶々踊／八　蝶々踊の展開｝

【第三章　民俗信仰基調】
第一節　ダケ・モリの信仰
　｛一　ダケの信仰／二　モリの信仰／三　ノガミ・牛押・八王子｝
第二節　祭の構造
　｛一　神霊降臨の依代／二　神迎えの作法／三　神と人との饗宴／四　神の託宣とト占／五　神霊の巡幸／六　神事組織｝
第三節　宮座の変遷
　｛一　村座から株座へ／二　株座の変容／三　擬制株座｝
第四節　神饌にみる日本人の生活
　｛一　祭事と神饌／二　芋と神饌／三　栗・榧の神饌／四　唐菓子／五　百味の御食／六　笠の餅／七　烏の御供／八　神饌の容器／九　神饌のの運搬｝

【第四章　山村の生業と技術】
第一節　山村の生業
　｛一　山仕事―十津川郷／二　炭焼など―十津川郷／三　漆かき―賀名生郷｝
第二節　十津川郷の筏役
　｛一　はじめに／二　筏役と郷士扶持米／三　筏問屋／四　山手銀の課徴／五　おわりに｝
第三節　吉野川筋の筏流し
　｛一　はじめに／二　筏流しの技／三　筏の組み方／四　筏の絡み方｝
第四節　賀名生（丹生）川筋材木川下げについて
　｛一　材木川下げの設備／二　材木川下げについての諸問題｝

【第五章　村の個性と民俗環境】
第一節　吉野山の民俗
　｛一　吉野山への道／二　子守の里／三　地下の衆／四　修正会と節分／五　御田植神事／六　花供懺法会／七　戸開け式と戸閉め式／八　蓮華会と蛙飛び｝
第二節　天川郷と三名郷
　｛一　天川への道／二　天川郷のムラ／三　三名郷のムラ｝
第三節　傅御と傅御座・御朝拝
　｛一　弁財天社と社家／二　傅御の組織と役割／三　傅御の行事｝
第四節　川上郷の景観
　｛一　川上への道／二　下多古川筋のムラ／三　上多古／四　上谷｝
第五節　北山郷の歴史的環境
　｛一　伯母峰の一本ダタラ／二　熊野の北山／三　「無主の地」から有主へ／四　百人御杣役／五　延宝検地／六　「山は北向き」／七　自治会と組｝
第六節　野迫川の村々
　｛一　村の個性／二　村の連合／三　年齢集団（祭祀集団）／四　オコナイ｝
第七節　十津川郷
　｛一　十津川への道／二　山坂の村と人／三　衣と食／四　歳時／五　婚姻／六　葬送｝
第八節　村制と族制
　｛一　民家・服飾・食制／二　村制と族制／三　生業／四　婚姻・産育・葬送／五　年中行事／六　俗信と禁忌／七　伝説／八　言語｝

【付章　現代生活と伝承文化｝
一　伝承文化の超克と再生
二　住生活における民俗の変貌
三　食生活における伝統文化の退廃と回帰
四　衣生活における文化の伝承性

【終章　総括と展望】

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あとがき

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