1983年 A5判 P284、300 各巻函・帯ヤケ、汚れ、少イタミ 上巻帯破れ多
【上巻】

“汝の意志するところを行なえ。これこそ〈法〉のすべてとならん。
首領セリオンにして兄弟ベルデュラボ ―ロンドンのジャーナリズムがこぞって“世界最大悪人” “食人鬼”と呼んだ魔人クロウリーの代表的著作ついに本邦初紹介!! ―果たして彼の全貌は?
聖守護天使エイワスより“法の書”を授けられ、神との合一を希った彼こそ宝瓶宮時代の救世主であったのか? それとも忌わしき黒魔術師か? 『魔術とは意志に従って変化を起こす科学であり業である。すべての人は魔術を人生の基調とすべきである。人は魔術の法則を学び、その諸法則に従って生きるべきである』
されば読者諸君、かの魔術師クロウリーの獅子吼に耳を傾けよ!!
いまこそ〈神への道〉は諸君のものとなる!”(帯文)
目次:
パン讃歌
序
第0章 魔術的宇宙
第I章 〈儀礼〉の原理
第II章 〈元素的武器〉の術式
第III章 〈テトラグラマトン〉の術式
第IV章 〈アルヒム〉の術式と〈アリム〉の術式
第V章 〈I・A・O〉の術式
第VI章 〈初参入者〉の術式
第VII章 〈聖杯〉、〈アブラカダブラ〉、そしてその他の〈言葉〉の術式、また:〈魔術的記憶〉
第VIII章 〈均衡〉について、また〈神殿〉の〈調度〉と〈作業〉の〈道具〉との準備の一般的・個別的方法について
第IX章 〈沈黙〉と〈秘密性〉について:また〈召喚〉の〈野蛮な名〉について
第X章 〈所作〉について
第XI章 〈聖母ベイバロン〉について、また〈聖母〉がお乗りになる〈野獣〉について、同時に〈変容〉に関して
第XII章 〈血の供犠〉について:そして〈同族物質〉
第XIII章 〈祓い〉について:また〈浄化〉について
第XIV章 〈聖別〉について:〈魔術の環〉の性質と養育に関する記述を付す
第XV章(第一部) 〈誓言〉について
第XV章(第二部) 霊に対する訓令について、また、時として必要な拘束と呪いに関する記述を付す
第XVI章 〈召喚〉について
第XVII章 退去の許可について
第XVIII章 〈透視能力〉について、また〈光体〉の力と発達について、同時に〈占い〉に関して
第XIV章 〈劇的儀礼〉について
第XX章 〈聖餐式〉について、また〈錬金術〉の〈業〉について
第XXI章 〈黒魔術〉について、〈魔術〉の〈業〉の諸操作の主要型について、また〈スフィンクス〉の力について
【下巻】

“我は血を求める。聖体は血を吸いあげ、高等司祭を召喚す!!
今世紀最大のオカルティスト、アレイスター・クロウリーの過激な儀式魔術群!!
テレマ僧院で繰り広げられたO∴T∴Oの秘儀が余すところなく明かされる。
彼は何を知り、何をたくらみ、何をなしたのか!? 儀式魔術の精粋を集めた現代の魔道書の封印が、いま、解かれた!! 『私は全知である。私は全能である。私は遍在である。私のなきところには何も存在しない。私の周辺は幻想である』
詩人、哲学者、音楽家、舞踊家、宗教家、画家、ジャーナリスト、そして万人が待ち望んでいた、退屈な日常を破壊するメタ・フィクション、ここに完結す!”(帯文)
目次:
附録I A∴A∴のカリキュラム
附録II 視界の一星座
附録III
附録IV サメクの書/要点I/要点II/要点III
附録VI 主要儀式群/スター・ルビー/スター・サファイア/不死鳥のミサ/ヴェル・レグリ/O・T・O
附録VII HHHの書/Eもしくは修行者の書/0の書、もしくは手と矢の書/アスタルテの書/RVの書/イォドの書/ブドゥシスの書、もしくはジスハルブの書/Bの書、もしくは魔術師の書/レシュ、もしくは太陽の書/第三の書、もしくは掟の書/ヘースの書、もしくは樅の防柵の書/アアシの書、もしくは磨羯宮の精の書/Aの書、もしくはアルモラムの書
解説