昭和57年1月号 A5判 P188 表紙汚れ、セロテープ跡、イタミ 両見返し時代シミ多、汚れ大 小口ヤケ、汚れ
全188ページのうち特集129ページ。
目次:
【特集 いま柳田国男とは何か】
I いま柳田国男論の新しい方向は
折口をふまえて柳田をどう見るか(益田勝実)
近代思想史に柳田はどう関わってゆくか(後藤総一郎)
文学研究は柳田の方法をどう受けつぐか(藤井貞和)
対談 柳田学のゆくえ 民俗学の将来に柳田を生かす道は何か(谷川健一、宮田登)
分析心理学の視点(河合隼雄)
経済人類学の視点 異文化を抉り出す眼(栗本慎一郎)
II いま柳田国男評価はどこまで来たか
柳田国男の学問形成
初稿本『遠野物語』の問題
詩人柳田国男の意味
III いま柳田国男をどう読むか
カミとホトケの民俗学 『日本の祭』『神道と民俗学』『先祖の話』『新国学談(三部作)』その他 ≫神道史、日本宗教史(桜井徳太郎)
眼に文字無き人々の文学 『桃太郎の誕生』『昔話と文学』『昔話覚書』『口承文芸史考』その他 ≫口承文芸研究(三浦祐之)
物語と語り物 『物語と語り物』『笑いの本願』『不幸なる芸術』『東北文学の研究』その他 ≫物語文学研究(長谷川政春)
流行と不易 『明治大正史・世相篇』『木綿以前の事』その他 ≫日本風俗史・世相史(松本健一)
言語批判の視点 『国語の将来』『国語史』『標準語と方言』その他 ≫国語学・方言学(田中克彦)
女性・主婦・家族 『家閑談』『婚姻の話』その他 ≫家族制度史、婚姻史(上野和男)
南島へ、南島から 『海南小記』『島の人生』『海上の道』その他 ≫沖縄研究(山下欣一)
子どもの教育、いま昔 『小さき者の声』『こども風土記』その他 ≫子ども文化(庄司和晃)
連載 鴎外 その紋様25 『藤鞆絵』から『百物語』まで(竹盛天雄)
この木なからましかばと 徒然草評釈30(名篇の新しい評釈)(久保田淳)
本のさんぽ114 {秋声本の「なかじきり」 『小品文作法』(紅野敏郎)/民俗文学へのいざなひ81 鮭女房余聞V(臼田甚五郎)}
学界時評・中古(菊田茂男)/学界時評・国語(西田直敏)
国語教育界展望161(大平浩哉)
回想・この一冊137 多屋頼俊著『和讃史概説』(武石彰夫)
新資料 室生犀星未発表書簡―犀星と殿田良作(山根公)