2000年 14.3×22.1 P278 表紙僅汚れ、僅スレ 末尾ページ僅剥がし跡
全278ページのうち特集167ページ。
目次:
【〈南北〉の創世6】内乱以後のマクべス夫人(巽孝之)
【デッドマン・レッスリング5】精霊でもなく、死者でもなく(香山リカ)
【占い星綺想 最終回】綺想を生きる 現代の占星術の変貌(鏡りュウジ)
【詩】
ミヤマキリシマ 他(正津勉)
流行は栄えよ(倉石信乃)
【アートの現在】原初的な経験に向かって(ゲイリー・ ヒル インタヴュー・構成:杉田敦)
特集 梁石日
【〈文学〉の持つ力】対話 『血と骨』の超越性をめぐって(梁石日、金石範)
【初期詩論】方法以前の抒情 許南麒の作品について(梁石日)
【エッセイ】
梁石日の詩の所在(金時鐘)
新たな始まりに向かって(崔洋一)
身体の芯からなつかしくって(田中優子)
パリでの短い出会い(洪世和 訳:米津篤八)
【最新作『死は炎のごとく』を読む】突進する秘密 『死は炎のごとく』予告編(鵜飼哲)
【歴史/記憶/「アジア的身体」】
新たなる「恨」の領域へ 梁石日の側面をとらえて(長谷川龍生)
戦後史の終わりと在日朝鮮人交学(野崎六助)
梁石日の読まれ方 「在日戦鮮人文学」という「外地」(李建志)
ボーダーライン 「アジア的身体」のための破片(守中高明)
【梁石日ワールドへの正体】
「戦後詩」の脱構築 梁石日詩集「夢魔の彼方へ」(細見和之)
虚無から夢へ 『狂躁曲』をめぐって(イ・ヨンスク)
タクシードライバーの孤独と連帯 運転席から見た日本社会とフランス社会(米津篤八)
梁石日文学と在日世界 『族譜の果て』に描かれた在日コリアンの生活世界(朴一)
共同体を渇望する身体 『夜の河を渡れ』試論(東琢磨)
刺き出しの生、あるいは〈法の外〉 『子宮の中の子守歌』を読む(丸川哲史)
エクソダスの夜(上野俊哉)
「龍の簪」をさして 『雷鳴』を読む(杉原達)
酔いどれの誇り 梁石日『Z』のために(野崎歓)
【合言薬は義侠心】徹底討論 終りなき始まりを踏み出す力(金守珍、小林恭二、鄭甲寿)
ワールドカルチュアマップ
【イギリス】未知の国への旅立ち 『ハムレット』(本橋哲也)
【フランス】初めにチョコレートがあった アメリー・ノートン『チューブの形而上学』(國分俊宏)
【ドイツ】ポジティヴな贈り物 ピナ・バウシュ六〇歳(副島博彦)
【ラテンアメリカ】音楽とエロティシズム マイラ・モンテーロ『深い紫紅色』(安藤哲行)
【ロシア】非公式のモスクワ(鈴木正美)
【モロッコ】第二回カサブランカ現代詩フェスティバルに参加して(関口涼子)
【中国】世界の中の中国文学 高行健のノーベル文学賞受賞に寄せて(飯塚容)
【映像の地政学】
人生のもう半分を映す窓(エドワード・ヤン 聞き手:野崎歓)
ウカマウ集団の軌跡と現在(ホルへ・サンヒネス 聞き手・構成:東琢磨)
崩壊を刻む〈顔〉(李纓 聞き手:陣野俊史)
【三島由紀夫 30年後の新たな地平】否定的な もののもとへの滞留(承前)(ウォレス 訳:暮沢剛巳)
【今月の作品】(安藤元雄)
ユリイカ総目次2000
【われ発見せり】公園を散歩する動物爆発(小笠原鳥類)