1999年　Ａ５判　P207　表紙僅イタミ、背ヤケ

目次：
インタビュー　原風景としての終末幻想（小松左京）
終末幻想と文学　｛アンゴルモアと私（牧野修）／破滅がいっぱい！（風間賢二）／ソロヴィヨフの黙示の構造（御子柴道夫）／ミシマ・グノースティック（高原英理）／共同体と自然と（草野慶子）／黄昏の終末幻想（背高道助）／世の終わりというユートピア（西崎憲）／リヴァイアサンの幻影（尾之上浩司）／陽は陰り星は堕つ（石堂藍）｝
描かれた週末幻想　｛終末のセフィーロート（大瀧啓裕）／終末のヴィジョン（選：高山直之）／ニッポンのちっぽけな終末（渡電）／アンジェの黙示録タピストリー｝
ブックガイド〔終末幻想〕　滅びを志向する文学（石堂藍）

小特集　山尾悠子の世界　｛アンヌンツィアツィオーネ（山尾悠子）／傳説（山尾悠子）／七月のレジェンド（野阿梓）／世に崩壊せざるものなし（石堂藍）｝

新・一書一会　『オルガニスト』をめぐって　音楽論に彩られた青春小説（山之口洋）
ARCHITECTURA PHANTASTICA　第四章　偸盗（篠田真由美）
英米百鬼譚　第四回　（編訳：倉坂鬼一郎）
新刊展望
ドッペルゲンガー文学考18　城昌幸（山下武）
連載評伝53　ハガード、ハガード！（渋谷章）
不思議な物語38　哀れな人々（稲生平太郎）