平成2年 A5判 P506 函少汚れ 本体表紙題字スレ 小口少汚れ ページ数ヶ所に少開きグセ
“儒教、仏教、道教などが日本に伝来する以前より、我が国には固有の大道が存在していた。それは教義を以て人を律するものでも無ければ、教典を以て教え諭すものでもない。ただ一枚の和紙、一本の紐を用い、特殊な形象を「折り・包み・結ぶ」ことによって、宇宙発生、万物生成の過程を宇宙の絶対者と自らが合一して、追体験する真法なのである。
〈略〉
本書では太古真法を継承した嵯峨東派、天行居といった団体、また松浦彦操、紫龍仙道人といった人達に関する伝承をメインとして、さらにその内包する所の玄義にも触れ、神許の許す限りにおいて口伝、技法にも言及する所存である。”(本書「序文」より)
“古神道における最高最奥の秘事、太古真法の「神折符」の調製法・活用法を初公開。…〈略〉…さらに気・オーラを強化し放射する「霊気発現法」、符の効能を判定する「神符効能審神法」をも伝授。”(宣伝文)
目次:
序文
第一章 太古真法源流伝承
松浦家伝承/嵯峨東派伝承/天行居伝承/紫龍仙道人伝承/その他(伊勢貞丈、小笠原家)の伝承
第二章 斎宮史
「斎宮」の訓み/「斎宮」の使命―御杖代としての姫君/伝説の斎宮を遡る/大物忌について/斎宮制度略史
第三章 太古真法の玄理
形象の玄理/形相の玄義/ピュタゴラスにみる太古真法の玄理/手と頭脳
第四章 形象の神秘
形象の神秘/ピラミッド・パワー/ヒエロニムス・マシーン並びにパブリタ・モーター/曼荼羅/印相/五岳真形図
第五章 太古真法と神道霊学
霊学とは/霊学の道統/言霊/天津金木/数霊
第六章 占い等にみる形象・数霊の玄義
太占/占星術/易/気学/家相/手相/姓名
第七章 太占真法重要関連部門
器伝と太古真法/太古真法修行の玄意/相似象と太古真法/武道/問題解決の技法と太古真法/切紙と太古真法/神道の祭式と太古真法
第八章 各種口伝
天事の伝/つつみの玄義/水引の伝/みもひ折りの伝/葦芽の伝/熨斗折りの伝
第九章 各流派体系
松浦家体系/嵯峨東派体系/天行居体系/紫龍仙道人体系
第十章 技法編
斎戒/呼吸法/鎮魂法/霊魂安鎮法/玄気発現法/折符効能審神法/紙合わせの伝―紙の寸法・歴史・種類/折符謹製口伝/紙折符二十法
付録松浦家蔵『倭姫世記』
あとがき