1994年 14.4×22.1 P246 表紙少スレ、僅イタミ、少汚れ 小口ヤケ
全246ページのうち特集195ページ。
目次:
【江戸の盛り場漫歩記13】元禄の大江戸(海野弘)
【耳目抄】「秋天瑠璃」と「王朝物語」(竹西寛子)
【詩:ユリイカの新人 1994】詩人のめくる暦(二名孜)
【ヴィジュアル・ポエティカ】アイデア祖父《愛で遊ぶ》(文:石津ちひろ 絵:宇野亜喜良)
【モロッコ革の匂い ―古書渉猟 新連載】稀観本は見つけやすい(鹿島茂)
特集 ジョン・ケージ 拾得物としての音楽
【ケージによるケージ】
インタヴュー集成 ケージの音楽 一九七〇年以降(J・ケージ 訳:伊藤制子)
コント小噺集 indeterminacy(J・ケージ 訳:柿沼敏江)
詩 われわれはどこで食べているのか? そしてなにを食べているのか?(J・ケージ 訳:富山英俊)
【時間・偶然性・不確定性】
自己変革と転位 ジョン・ケージを読む(白石美雪)
音無しの構え “winter music”の一演奏者として(藤富保男)
ケージの場合 「沈黙」について(椎名亮輔)
《4分38秒》における二重拘束性とその開放(五十嵐玄)
【空間性】音楽とダンスのコラボレーション過程(マース・カニングハム 訳:陳野俊史)
【行為と日常性】
ハレルヤ! ジョン・ケージ(靉嘔)
「父」と「子」の幸福な関係 ジョン・ケージとフルクサス(末延芳晴)
【西海岸】音楽の死 ジョン・ケージとの距離(藤枝守)
【ヨーロッパ・アヴァンギャルドと実験音楽】
ミュジケージ(F-ムーリス 訳:大里俊晴)
ヨーロッパに 伝わった/伝わらなかった ケージ(恩地元子)
【ロック、そして瓦壊】
プリペアード・アンダーグラウンド(大里俊晴)
音楽の抹殺(佐々木敦)
【スタッフの証言】
インタヴュー コンピュータとケージ(アンドルー・カルヴァー 聞き手・訳:末延芳晴)
インタヴュー 女性秘書の見た“人生の師”(ミミ・ジョンソン 聞き手・訳:末延芳晴)
【その精神的継承】徹底討議 拾得物としての音楽(秋山邦晴、近藤譲)
【資料】
ジョン・ケージ・ディスコグラフィー(編:五十嵐玄)
ジョン・ケージ略年譜(編:米田栄)
【コラム ワールド・カルチュカ・マップ】
アメリカ コンピュータとユダヤ教 スティーヴ・ライヒの新作オペラ「ザ・ケイブ」(小池美佐子)
イギリス ブッカー賞をめぐって ロディ・ドイル『パディ・クラーク、やーい』(加藤光也)
フランス 形而上学的ケージ事情案内 フランス篇(大里俊晴)
ドイツ ドツ版『へミングウェイのスーツケース』戦(園田みどり)
ラテンアメリカ プラネ夕賞、初版21万部!? バルガス=リョサ『アンデスのリトゥーマ』(安藤哲行)
中国 拒まれた来世史 竹林『巫女』(加藤三由紀)
【特別寄稿】ミュゼとなったマラルメの家(柏倉康夫)
【短篇】途絶えた橋(広野酉雄)
【われ発見せり】ロラン・バルトとオルフェウス(塚本昌則)