1995年初版　Ａ５判　P426＋索引P16　帯付

“因幡・伯耆の民俗文化を集大成―宮田登
本書は、鳥取県に長年在住し、郷土の地をフィールドにしながら、着実な研究を積み重ねられた著者が、これまでの成果を集大成して世に問うたもので、とりわけ山陰にあって民俗の宝庫と目されながら、なかなか全貌を見い出し難かった因幡と伯耆の民俗文化の一面を浮彫りさせようとした読みごたえのある内容である。”（帯文）

目次：
Ｉ
日野川の鬼―楽々福信仰について―
因幡の鍛冶神
東伯耆の木地屋

ＩＩ
因伯の餅無し正月
因幡の雛送り（流し雛）
因幡の菖蒲綱

ＩＩＩ
大石見神社の座
智頭地方の同族祭祀
モット講とミタママツリ―弓浜半島における地主神祭祀―
井戸神信仰―屋敷神研究の一視点―

ＩＶ
伯耆の両墓制
島根半島大芦の両墓制
屋敷墓と両墓制
千代川流域の葬送と墓制

解説（宮田登）
あとがき
初出一覧
索引