1980年3刷 B5判 P1321(上下通番) 各巻函イタミ、ヤケ、少時代シミ 本体ビニールカバー端僅イタミ P923端に1センチ程度の破れ
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執筆者:宇田川俊一、椿啓介、堀江義一、三浦宏一郎、箕浦久兵衛、山崎幹夫、横山竜夫、渡辺昌平
“原則として本書編さんの意図から人工培養の可能な‘カビ類’の日本産種を中心として記述したが、培養できない菌でも応用上重要な菌群については一括して総論的に解説を加えた。また、本書では個々の属についての記載は省略してあるが重要目あるいは科ごとに総論的に解説し、必要に応じて記載されている種が含まれる属や関係の深い属に対する検索表を付けた。さらに記述の不足を補うため全体的な分類上の主要文献についても列挙した。”(凡例より)
各項に学名、一般名、別名、生育、形態、分布・生態、参考事項、文献などの詳細な解説を載せ、線画や顕微鏡写真などのモノクロ図版を適宜加える。
目次:
刊行にあたって
凡例
【上巻】
〔総論〕
1 菌類とは
2 形態、器官 {A 体細胞構造の形態/B 鞭毛菌類、接合菌類の生殖器官/C 子のう菌類の生殖器官/D 担子菌類の生殖器官/E 不完全菌類の生殖器官}
3 ライフサイクル {A ライフサイクルとは/B 鞭毛菌類/C 接合菌類/D 子のう菌類/E 担子菌類}
4 生態 {A 概論/B 土壌菌類/C 水生菌類/D 空中菌類/E 糞生菌類/F 菌生菌類/G 線虫寄生菌類/H 昆虫寄生菌類/I 落葉層分解菌類/J 異常環境の菌類}
5 代謝成分の生化学 {A 菌類の栄養/B 菌類の代謝/C 第1次代謝/D 第2次代謝}
6 植物病害
7 医真菌 {A 医真菌学の歴史/B 真菌症およびその近縁疾患/C 真菌によるアレルギー性疾患/D 治療/E 予防}
8 菌類による劣化と環境汚染 {A 食品の変質/B 用廃水の汚染}
9 カビ毒とキノコ毒 {A カビ毒とカビ毒中毒/B キノコ毒}
10 菌類の利用 {A 発酵/B 醸造/C 酵素/D キノコの栽培/E 廃水処理/F 微生物農薬}
〔各論〕
変形菌門
真菌(植物)門 {鞭毛菌亜門/接合菌亜門/子のう菌亜門}
補遺
索引
【下巻】
(真菌門つづき)
{担子今亜門/不完全菌亜門}
〔手技編〕
1 採集・分離・観察
2 同定のための培養法
3 医真菌における研究法
4 標本作成
5 命名・記載・発表
6 菌株保存
〔付録〕
法規および各種試験法における菌類
微生物株保存期間と菌株の入手
菌学関係定期および不定期刊行物
処方集
用語集
索引