昭和55年5刷　ページ部分11.2×17.5　P331　帯に数字書き込み、背ヤケ大

世界詩人全集18

“敗戦の苦悩に沈む国民を鼓舞激励し、熱烈に愛と抵抗を歌ったアラゴン。社会の虚偽と貧困に抗し、自由と平和への希求を歌ったエリュアール。痛烈な風刺を秘め、恋する人の歓喜と悲哀を歌ったプレヴェール―時代の精神を鮮やかに反映するフランス詩を集成。”（帯文）

目次：
【アラゴン】
無窮動　｛かぐわしい風のひと吹き／頭巾と剣の歌｝／上機嫌　｛旧闘士｝／断腸　｛ぼくはたそがれに彼女の手紙を待っている／リラと薔薇｝／エルザの瞳　｛ダンケルクの夜／白昼の夜／Ｃ／怯懦の歌／ある国家のために｝／テクストのなかのフランス語で　｛詩法｝／フランスの起床喇叭《ディアーヌ》　｛薔薇ともくせい草／鏡にむかうエルザ／ガブリエル・ペリの伝説／幸福な愛はない｝／新断腸　｛解放／白女王とわれらのもとの労働者たちの散文／泣いたジャネットの散文／雄鶏／いま欠けている……／黒い魚／たいしゃくしぎ／石／あのひとの……／口づけに……／十月の曲／君のために／アヴィニョン／溺死者たち／とこしえにつづく逢いびき／ダハウを忘れるたの歌／時こそ今は青春は……／一年の三つの過越の日｝／ぼくのキャラヴァン　｛黒い五月｝

【エリュアール】
義務と不安　｛いろんなことがある／誠実／平凡／刑１／刑２／軽やかに／快楽／ぼくはこの詩が好きだ／必要なもの／心配／ぼくは何もすることができない／ぼくには何も見ることができない｝／他人の笑い　｛ぼくは、ぼくは断言する……／かくも陽気なパリ！／ぼくらの死／雨／黄昏／目的へ｝／愛すなわち詩　｛ぼくの上に彼女が……／悲しみの夜番のように……／恋の色　赤よ……｝／自然の流れ　｛時もなく／一九三六年十一月／ゲルニカの勝利｝／完全な歌　｛ぼくらは存在する｝／詩と真実42年　｛自由／忍耐／もうすぐ／時を停める／日曜の午後／罪ではないのか？／灯をつつめ｝／ドイツ人の逢引きの地で　｛告知／勇気／戦争の七つの愛の詩／詩の批評／殺す／八月盛夏／ガブリエル・ペリ／生きさせる／一九四四年四月　パリはふたたび息づいた｝／時は溢れる　｛恍惚｝／政治諸詩篇　｛《詩は実用的な真実を目的としなければならぬ》｝

【プレヴェール】
ことば（パロール）　｛アリカンテ／私はいくたりも見た……／劣等生／カタツムリさん葬式へ行く／家族の唄／血まみれの唄／この愛《アムール》／手回しオルガン／書物のページ／朝の食事／鳥さしの唄／鳥の肖像を描くには／美術学校／自由な街／巨きな赤い／仏作文／日蝕／赤い馬／最初の日／メッセージ／叙事詩／そして祭は続く／庭／花束／バルバラ／平和についての演説／失われた時｝／見世物《スペクタクル》　｛あかりを消して／父帰る／戦争／心こまやかなれば破滅をまねく／サンギーヌ／あの男ったらあたしのまわりをぐるぐるまわった／恋する二人／血と羽／ナルシス異聞／祭｝／雨とお天気　｛だまされた恋人たち／……するとき／おれは大人になった／どこへ行こうと、どこからこようと｝／枯葉（シャンソン）

解説
年譜