1970年9月号 B5判 P128 全体に経年によるヤケ 表紙少イタミ、汚れ
目次:
思想を可視化する機械 〈砂丘〉〈王女メディア〉〈サテリコン〉〈東風〉(吉田喜重)
差別解放と〈橋のない川〉(桶谷秀昭)
影の薄くなったお化け 〈怪談累が渕〉〈怪談昇り竜〉(種村季弘)
【特集1 現代革命派批判のふた つの映画】
吉田喜重〈煉獄エロイカ〉論
ボナパルティズムの崩壊 〈やくざ絶唱〉〈煉獄エロイカ〉(磯田光一)
革命ゴッコと少女(別役実)
錯誤の海はわれらの歩行の母胎(岡庭昇)
不可能性の映像エロイカ 〈無常〉〈煉獄エロイカ〉(片岡啓治)
若松孝二〈性賊《セックス・ジャック》〉論
共倒れか幻想のユートピアか(高阪進)
エロスからテロルへの変身(福田みづほ)
〈三里塚の冬〉土と風と怒れる母と(仙波輝之)
シナリオ 煉獄エロイカ(脚本:山田正弘、吉田喜重 監督:吉田喜重)
【特集2 〈ウッドストック〉〈東風〉は革命的文化人に影響をあたえるか】
ゴダールコムプレックス(内田栄一)
エロスの変容 ―花が血にとってかわる 〈マッシュ〉〈主女メディア〉〈サテリコン)その他(金坂健二)
《奇蹟》は組織できるか 殺された“2人”と殺されなかった“40万人”(高知聰)
【特集3 性器は個性か】
座談会 性器映画は可能か(吉行淳之介、佐伯彰一、小川徹)
ヨーロッパにおける性器芸術 芸術とは性器の抹消者のことか(伊東守男)
性器は個性か(荒木経惟 )
【銷夏特集4 空想のキャストによるぼくらのセックス映画】
悲しみのオカマのバラード(鈴木いづみ)
ファニー・ヒル私家版(白坂依志夫)
ワイセツの書に十億円ポンと(武智鉄二)
それはイクイクから始まる(渡辺祐介)
原始の性と文明の性の争い(森秀人)
「玉房秘伝五痴五技法」(山本晋也)
「樅の木は残った」批判(佐竹茂)
TV局で何が起っているか(江田忠雄)
小劇場相互批判(鈴木忠志)
今月の洋画試写から(押川義行)
ピンク映画評(菊地仁)
テレビ評(菊地仁)
流行歌の人間学/〈藤圭子〉(佐野美津男)
随筆 帰ってきましたシカゴヤクザ(佐藤静子)