ミハイル・バフチン全著作 既刊分4冊(2022年4月時点)揃 水声社

1999年、2005年、2001年、2007年 A5判 P527、613、602、950 各巻帯付 小口ゆるく波打 第1巻月報欠

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1999年、2005年、2001年、2007年 A5判 P527、613、602、950 各巻帯付 小口ゆるく波打 第1巻月報欠

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バフチン生誕100年を記念して1995年に企画され、99年から刊行がはじまったものの、予定されていた本巻7+別巻1冊のうち、第1、2、5、7巻の4冊を出版したところで中断しているシリーズ。(2022年4月現在)

【第1巻 [行為の哲学によせて][美的行動における作者と主人公]他 一九二〇年代前半の哲学・美学関係の著作】訳:伊東一郎、佐々木寛
1995年 P527 月報欠
“認識と行為と美的活動の全体を基礎づける第一哲学の問題を論じて、バフチンの美学、文芸学、言語哲学の根柢にある考え方をあきらかにした本邦初訳の草稿「行為の哲学に寄せて」を含む、初期論文を収録。”(帯文)

“一九ー九年の小論文「芸術と責任」、バフチンの哲学全体のプログラムともいうべきー九二〇年代初めの草稿「行為の哲学によせて」、美的なできごとの参加者としての作者と主人公の関係を一般美学のレベルで原理的に考察した草稿「美的活動における作者と主人公」、一九二四年の「言語芸術作品における内容、素材、形式の問題」を収録。バフチンの後年の著作がすべてここに予告されている。”(帯裏紹介文)

目次:
芸術と責任
行為の哲学によせて
美的活動における作者と主人公
 {第一章断片/第二章 主人公に対する作者の関係の問題/第三章 主人公の空間的形式/第四章 主人公の時間的全体/第五章 主人公の意味的全体/第六章 作者の問題}
言語芸術作品における内容・素材・形式の問題
 {第一章 芸術学と一般美学/第二章 内容の問題/第三章 素材の問題/第四章 形式の問題}


解題
バフチンと一九二〇年代前半のロシア

【第2巻 V・N・ヴォローシノフ[フロイト主義] P・N・メドヴェージェフ[文芸学の形式的方法]他 一九二〇年代後半のバフチンサークルの著作I】訳:磯谷孝、佐々木寛
2005年 P613

“フロイトの性中心主義への批判から、下部構造のみによっては規定され得ない、自由なイデオロギーを求めて、発語―意味論的、記号論的な言語―イデオロギー論を提示する「フロイト主義」等、三篇によって《バフチン・サークル》の全貌に迫る。”(帯文)

“タルトゥ派のイワーノフによって、バフチン思想全体の理解のために《不可欠》と評された「フロイト主義」(ヴォローシノフ)、《サークル》の最初の論文「学問のサリエーリ主義」(メドヴェージェフ)、そして、フォルマリズムと俗流社会学主義に抗して、文学作品を、それに関与する人々(作者/内容のイデオロギー的現実/読者)の社会的な相互作用、イデオロギー的な交通の場と捉える「文芸学の形式的方法」(メドヴェージェフ)を収録する。激しい論争の渦を巻き起こした、謎めいた《バフチン・サークル》の著作群の集成、第一弾。”(帯裏紹介文)

目次:
学問のサリエーリ主義(P・N・メドヴェージェフ)
フロイト主義(V・N・ヴォローシノフ)
 第一部 フロイト主義と現代における哲学・心理学思想の諸方向(批判的位置づけ)
  第一章 フロイト主義の主要なイデオロギー的動機 {1 フロイト主義と現代/2 フロイト主義のイデオロギー的動機《モチーフ》/3 現代哲学の類縁の講動機/4 フロイト主義の暫定的評価}
  第二章 現代心理学の二つの方向 {1 問題提起/2 実験心理学/3 客観的心理学/4 言語反応/5 マルクス主義と心理学/6 フロイト主義の心理学的問題/7 科学と階級}
 第二部 フロイト主義の叙述
  第三章 無意識と心理的力動 {1 意識と無意識./2 フロイト主義発展における三つの時期/3 無意識の最初の概念/4 カ夕ルシス的方法/5 第二期の特性/6 抑圧説}
  第四章 無意識の内容 {1 欲動理論/2 幼児の性生活/3 エディプス・コンプレックス/4 第二期における無意識の内容/5 第三期の欲動理論(エロスと死)/6 「理想的自我」}
  第五章 精神分析の方法 {1 妥協的形成物/2 自由連想法/3 夢判断〔夢解釈〕/4 ノイローゼ症候/5 日常生活の精神病理学}
  第六章 フロイト主義的文化哲学 {1 文化と無意識/2 神話と宗教/3 社会生活の諸形式/4 出産外傷}
 第三部フロイィト主義批判
  第七章 主観的心理学の一形態としてのフロイト主義 {1 フロイト主義と現代心理学/2 「無意識」と心理の基本的構成/3 心理的「力動」の主観主義/4 性感帯理論の批判/5 フロイト主義と生物学}
  第八章 自然的諸力ではなく、イデオロギー的諸動機の戦いとしての心理的力動 {1 フロイト主義の新しさ/2 動機と動機の戦いとしての「心理的力動」/3 個人の心への社会的力動の投影/4 無意識的過去への意識的現在の投影/5 事実と構想/6 「心理的力動」の客観的要因}
  第九章 イデオロギーとしての意識内容 {1 言語反応の社会学的性格/2 意識内容の研究方法/3 「日常生活的イデオロギー」の概念/4 「日常生活的イデオロギー」のさまざまな層/5 性的なもの/6 結論}
  第十章 フロイト主義のマルクス主義的擁護に対する批判 {1 マルクス主義とフロイト主義/2 B・ブイホフスキーの観点/3 A・R・ルリヤの観点/4 D・フリードマンの観点/5 A・B・ザルキントの反射学化したフロイト主義/6 総括}
文芸学の形式的方法(P・N・メドヴェージェフ)
 第一部 マルクス主義的文芸学の対象と課題
  第一章 イデオロギー学とその当面の課題 {1 イデオロギー学が当面する根本問題としての特殊性の確定/2 観念論的な「文化の哲学」や実証主義的な人文科学の危機/3 哲学的世界観と具体的、客観的な歴史的研究との統合/4 イデオロギー的世界の具体性と物質性/5 イデオロギー学が当面する二つの問題領域/6 組織されたイデオロギー的素材の問題/7 意義と素材、両者の相互関係の問題/8 イデオロギー的交通の形式とタイプの問題/9 イデオロギー的環境の概念とその意義}
  第二章 文芸学の当面の課題 {1 文学作品の「内容」にみるイデオロギー的環境の反映/2 ロシアの文芸批評と文学史の三つの基本的な方法論上の誤り/3 文芸批評と「内容」/4 「内容」の面からみた文学史の課題/5 文学作品に反映したイデオロギー的視野と作品の芸術的構造/6 美学および詩学の問題としての文学の「内容」/7 隔離の問題/8 文学史の対象、課題、方法/9 社会学的詩学の対象、課題、方法/10 文芸学における「形式的方法」の問題}
 第二部 形式的方法の歴史
  第一章 西欧の芸術学における形式主義の潮流 {1 西欧のフォルマリズムとロシアのフォルマリズム/2 西欧におけるフォルマリズムの発展の歴史的前提/3 西欧のフォルマリズムの一般イデオロギー的視野/4 ヨーロッパのフォルマリズムの本流/5 芸術の構成的課題/6 描写手段と技術/7 形式のイデオロギー的深化/8 可視性の問題/9 「人名ぬきの芸術史」/10 詩学の形式主義的潮流}
  第二章 ロシアにおける形式的方法 {1 ロシア・フォルマリズムの初期の刊行物/2 ロシアにおける形式的方法の発生と発展の歴史的状況/3 形式的方法の未来主義への定位/4 ニヒリズムの傾向をもつフォルマリズム/5 否定的解釈がもたらす詩的構成の歪曲/6 初期フォルマリズムの仕事の肯定的な面/7 初期フォルマリズムの総括/8 フォルマリズムの発展の第二期/9 形式的方法の現状/10 フォルマリズム崩壊の原因}
 第三部 詩学における形式的方法
  第一章 詩学の対象としての詩的言語 {1 一個の体系としての形式的方法/2 フォルマリストの教義の基本的要因/3 特殊な言語体系としての詩的言語/4 詩的言語と文学作品の構成/5 詩学と言語学/6 詩的言語の問題の方法論的分析の総括/7 陽否陰述《アポファシス》的に定義された詩的言語の特性/8 実用言語の裏返しである詩的言語/9 学問的抽象化と教条的な否定/10 文学史における陽否陰述的方法/11 実生活の言語の問題/12 フォルマリストのいう実生活の言語/13 フォルマリストのいう創造/14 フォルマリストにみる詩的言語の問題の現状/15 詩の音の問題}
  第二章 詩的構成の成分としての素材と手法 {1 詩的構成の理想的極致である「意味を超えた言葉」/2 プロットの展開/3 イデオロギー的に中立のものとして手法を動機づける素材/4 語り《スカース》の構成/5 「内容と形式」の裏返しである「素材と手法」/6 素材をかたちづくる要素の構成的意義/7 素材と手法にかんするフォルマリストの理論の批判/8 トゥイニャーノフにみる「素材」の第二の理解/9 詩的構成の問題の正しい提起/10 社会的評価とその役割/11 社会的評価と具体的発話/12 社会的評価と詩的構成}
  第三章 芸術的構成の諸要素 {1 ジャンルの問題/2 現実のなかでのジャンルの二重の定位/3 作品のテーマの統一/4 ジャンルと現実/5 フォルマリズムのジャンル理論の批判/6 主人公の問題/7 テーマ、筋、プロット/8 総括}
 第四部 文学史における形式的方法
  第一章 意識の外にある与件としての芸術作品 {1 芸術作品はイデオロギー的視野の外にあるとするフォルマリズムの学説/2 フォルマリストの知覚理論/3 知覚理論と歴史/4 作品を現実の社会的交通から切り離すフォルマリズム/5 「外的なもの」と「内的なもの」の弁証法/6 芸術の約束性の問題/7 時代のイデオロギー的視野の価値的中心が文学の根本テーマ}
  第二章 文学の歴史的発展にかんするフォルマリズムの理論 {1 文学史の交替にかんするフォルマリズムの概念/2 文学史の発展の精神生理学的前提/3 文学の進化の図式/4 進化の現実的な理解を欠くフォルマリズムの学説/5 フォルマリズムの根幹となる「自動化―感知性」の法則/6 文学史におけるイデオロギー的素材/7 フォルマリストの概念にみる芸術的知覚の論理性と分析性/8 フォルリズムの文学史にみる「歴史的時間」カテゴリーの欠如/9 理論の例証としての歴史/10 フォルマリズムと文芸批評}
むすび


解題
対話とイデオロギー

月報:修士論文と桑野ゼミ(東浩紀)

【第5巻 [小説における時間と時空間の諸形式]他 一九三〇年以降の小説ジャンル論】訳:伊東一郎、北岡誠司、佐々木寛、杉里直人、塚本善也
2001年 P602
“ギリシア小説からラブレー、そして近代にいたるヨーロッパ小説の諸ジャンルを分析し、作品に芸術的統一を与える〈時空間〉の形式をあきらかにした論稿「小説における時間と時空間の諸形式」をはじめとする、小説のジャンル論を収録”(帯文)

“『トルストイ文芸作品全集』の序文として書かれた二篇「トルストイの劇作品について」「トルストイの『復活』について」、ゲーテの視覚と歴史的に形成される世界の問題をあつかった「教養小説とそのリアリズム史上の意義」、小説の諸ジャンルの生成をそれぞれのジャンルに固有な時間と空間の問題として論じた「小説における時間と時空間の諸形式」、小説言語の発生の問題を論じた「小説の言葉の前史より」、文学ジャンルとしての小説の特異な性格を論じた「叙事詩と小説」を収録。”(帯裏紹介文)

目次:
トルストイの劇作品について
トルストイの『復活』について
教養小説とそのリアリズム史上の意義
 {小説の歴史的タイポロジーによせて/教養小説の問題/ゲーテの作品における時間と空間/カナーエフ宛の二通の書簡より}
小説における時間と時空間の諸形式
 {はじめに/第一章 ギリシア小説/第二章 アプレイウスとペトロ二ウス/第三章 古代の伝記と自伝/第四章 歴史のさかしまとフォークロアの時空間との問題/第五章 騎士道小説/第六章 小説における悪漢・道化・愚者の役割/第七章 ラブレーの時空間/第八章 ラブレーの時空間のフォークロア的基盤/第九章 小説における牧歌的時空間/第十章 結びの言葉}
小説の言葉の前史より
叙事詩と小説


秦引
解題
変貌するバフチン・ラブレー像の変遷

月報:越境するバフチン(宇波彰)

【第7巻 [フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化]】訳:杉里直人
2007年 P950
“厳粛なる恐怖や権威主義に対峙し、さかしまの世を到来させるカーニヴァル的な《笑い》。ラブレー文学に住まう陽気でグロテスクな民衆とそのイメージを斬新に読み解き、中世・ルネサンス文化の新たなる世界像を打ち立てた、著者の小説論の集大成にして彼の名を世に知らしめた代表作、待望の新訳決定版。”(帯文)

“笑いを拒絶するソヴィエトの《苦虫族(アジェラスト)》に長年にわたり刊行を阻まれた『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化』(一九六五年)と、一九四四年に「ラブレー論」刊行を念頭に執筆された覚書き「《ラブレー》の増補・改訂」を収録し、著者が一九三〇年代半ばから晩年まで取り組んだ壮大なるラブレー研究の軌跡を辿る。”(帯裏紹介文)

目次:
フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネサンスの民衆文化
 序論 問題設定
 第一章 笑いの歴史におけるラブレー
 第二章 ラブレーの小説における広場の言葉
 第三章 ラブレーの小説における民衆的な祝祭形式とその形象
 第四章 ラブレーにおける饗宴の形象
 第五章 ラブレーにおけるグロテスクな身体像とその源泉
 第六章 ラブレーの小説における物質的・身体的下部の諸形象
 第七章 ラブレーの形象と同時代の現実
《ラブレー》の増補・改訂


索引
解題
バフチン小説論における「ラブレー論」―二声的な言葉からカーニヴァルへ
訳者あとがき

月報:ミハイルとマイクル ―ラブレー論の最高峰(宮下志朗)
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