1996年　文庫判　P248　カバースレ、キズ、汚れ、背から端にかけて少ヤケ　天時代シミ　扉・目次ページ上角僅折れ跡、少時代シミ

“絵から抜け出した馬、太らない馬、牝馬の用兵、老馬の知恵……代々木ゼミナール「多久の漢文」でおなじみの多久弘一先生が、中国古典を中心に、集めに集めた馬に関する小話百有余篇。馬には馬のドラマがある。”（カバー裏紹介文）

中国の故事を主としつつ、日本の史書・随筆・文芸・民話、西洋の話なども若干含む。

目次：
オカルト怪馬譚　｛絵から抜け出した馬／馬のたたり／馬と月下の美人／首切り馬／馬の怪／・・・ほか｝
長くて立派な艶話　｛「馬敬礼」と「敗れ馬」／殿さまと女ども／我騎馬／騎馬腫／お馬になりやした／・・・ほか｝
底抜け底抜けお馬が通る　｛物はためし／馬の後ろ足／千里の馬と九百里の馬／仏さまのお告げ守りご利益／ちゃんは、馬の腹中にあり／・・・ほか｝
古今東西ヤジ馬外伝　｛馬四百の贈りもの／太らない馬／六人の家臣と六頭の馬／馬の誓い／馬キチ王様と馬の儀式／・・・ほか｝
馬を選ばば　｛名君と千里の馬／伯楽の一顧／武士と馬盗人／馬で出世した男／経家悪馬を御する事／・・・ほか｝
馬上人物誌　｛馬進まざればなり／麦畑と馬／秀吉と騎馬の礼／馬上の連歌／英雄と美人と馬と／・・・ほか｝
名馬行　｛泥馬、康王を渡す／「馬の歌」／智馬ハスの花を踏んで帰る／名馬は踊る！／天馬「的廬」物語／・・・ほか｝
故事成語ウマ話　｛駒・桃の節句・鬼／人間万事塞翁が馬／天高く馬肥ゆ／牛首を門にかけ馬肉を売るがごとし／丙午という馬／・・・ほか｝

馬・馬偏の四字成句
馬・馬偏のことわざ
文庫版あとがき