古典文庫434、436、438　三国伝記　〈平仮名本〉　上中下　全3巻　監修：安藤直太朗　編：名古屋三国伝記研究会

昭和57、58年　11.0×16.7　ソフトカバー　P313、373、333　各巻カバー上端僅イタミ、背少ヤケ　小口ヤケ、時代シミ

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昭和57、58年　11.0×16.7　ソフトカバー　P313、373、333　各巻カバー上端僅イタミ、背少ヤケ　小口ヤケ、時代シミ

仏教説話集。
安藤直太朗氏所蔵の写本（但し第一巻欠本、第四、六、七、十一、十三、十四巻の一部も欠落）を底本として活字翻刻。

目次：
【上】
凡例

三国伝記巻二
　｛まゝ子をころしゝむくひの事／周のほくわう天馬の事／空也上人念仏の事　付千観内供の事／質多居士　并烏鶏鳥の事／晋の法顕三蔵渡天の事／・・・ほか｝
三国伝記巻三
　｛薬師のさらをつくりて、命をのへし事／同像をくやうし、幸をうる事／こかはの観音の事／尺尊、御はゝ孝養のためにとうり天に上り給事　付うてんわう、はしのく王、仏さうを造給事／へんくわか玉の事　付りんしやうしよ、連城の玉を取かヘしゝ事／・・・ほか｝
三国伝記巻四
　｛不信の念仏、利益有し事／道如ほうし、弥陀の仏像をつくりて、閻王より、書をたまはる事／弘法大師、高野山をかいきし給ふ事／信施をうけし僧、ちこくにおつる事／盧山の恵遠法師、陶淵明を蓮社に入し事／・・・ほか｝
三国伝記巻五
　｛法花経のもし、りやくの事／灌頂　并そとはのくとくの事／尺尊、そとはのくとくをとき給事／うしにひかれて、仏たうへ参る事／信陀をうけし僧、むまに生れし事／・・・ほか｝
三国伝記巻六
　｛后三ほうをきして、大王の邪心を転したまひし事／法花せんほうのくりきによつて、寿命をのへし事／白山権現長谷山にうつり給事／戒日大王せけうの事／荘周かいけにへのうしのたとへの事／・・・ほか｝

【中】
三国伝記巻七
　｛舎衛城の老翁乞食之事／仏鉄、如意珠をとらんとする事／清道とんせいの事／地蔵ほさつゐんいの事／地蔵ほさつ、ちこくに入て、さい人をたすけ給事／・・・ほか｝
三国伝記巻八
　｛喜根、勝意、両菩薩説法相異之事／文珠菩薩、貧女にけし給し事／源覚僧正、雨をいのりし事／五大力菩薩れいけんの事／道超弟子のほたいをとふらふ事／・・・ほか｝
三国伝記巻九
　｛天人の持律のひくをらいはいせし事／戒品のくとく身中にしゆくする事／安勝ほうしか色くろかりし事／俱舎宗のはしまる事／道俊法師大はんにやしよしやの事／・・・ほか｝
三国伝記巻十
　｛あみた仏、しし国のきよ人をりやくし給事／唐僧道喩、あみたの仏さうをつくりて、そせいする事／まうねんおこるとも、うたかひなくねん仏すれは、わうしやうをとくる由、八まんたいほさつ御たくせんの事／五通ほさつ、はしめてあみたの尊さらをつして、よにるふせしむる事／らしう三蔵、らくたの事／・・・ほか｝
三国伝記巻十一
　｛舎利弗尊しやわうしの事／子安、鶴をたすけて、そのつる身かはりせし事／むさしのいるま川洪水の事／観世音三まいきやうの事／観音のゑさうりやくの事／・・・ほか｝

【下】
三国伝記巻十二
　｛目連尊者　並母青堤女の事／仏法、かんとにわたる事／石淵寺の八かうの事／大施太子、龍宮の如意珠をこひ給事／三井寺のなき不動の事／・・・ほか｝
三国伝記巻十三
　｛せうまん夫人、三宝を帰依し給し事／桑を取し女后に成し事／かしはての妃の事／貧女、后となりし事／やもめ女、やく王品のくりきにて、后と成し事・・・ほか｝
三国伝記巻十四
　｛商闇梨仙人、禅般羅みつの事／高すけ、はせ寺を信して、りやくを得たる事／はらない国の大王、沙門にせつかいし給事／しんのあんき、せつしやうのむくひの事／性空上人、普けんほさつに逢し事・・・ほか｝
三国伝記巻十五
　｛ひさくか国、ひるしやなのさうの事／無量義経ひろまりし事／恵心院そうつ源信の事／をのゝこまりせいすいの事／へんふくしゃうくわを証する事・・・ほか｝

書誌・解説（渡邉信和）
板本・平仮名本対照表