
2011年4刷 文庫判 P212 カバー少スレ カバー・表紙および巻頭数ページ上下端凹み
“「語の意味とは何か」 ―本書はこの端的な問いかけから始まる。ウィトゲンシュタインは、前期著作『論理哲学論考』の後、その根底においた言語観をみずから問い直す転回点を迎える。青い表紙で綴じられていたために『青色本』と名付けられたこの講義録は、その過渡期のドラスティックな思想転回が凝縮した哲学的格闘の記録であり、後期著作『哲学探究』への序章としても読むことのできる極めて重要な著作である。また、ウィトゲンシュタインの主要著作としては珍しく読みくだしが可能な、比較的短い著作でもあり、言語哲学の入門者が最初に読むのに最適な書物とも言えるだろう。”(カバー裏紹介文)
目次:
訳文について
青色本
第二版重版に際しての注意
青色本
解説 『青色本』の使い方(野矢茂樹)
索引