昭和40年　Ａ５判　P254　函ヤケ、少汚れ　本体小口および両遊び紙ヤケ、時代シミ、汚れ　P131上角折れ跡、3ミリ程度の破れ

“……この本にのせた『インカ帝国のなぞ』は、アメリカの歴史学者ウィリアム＝プレスコットの名著『ペルー征服』をもとにして書きあらためたものです。〈略〉インカ帝国の後半の、「失われた都をたずねて」の部分はは、わたしが、いろいろな本をもとにしてまとめたものです。
〈略〉
『アンコールワットの秘密』のほうは、アメリカの探検旅行家ロバート＝ケーシーの『シバ神の四つの顔』という本をもとにして書きあらためた遺蹟探訪記です。……”（本書「訳者のことば」より）

目次：
【インカ帝国のなぞ（プレスコット）】
黄金の国をもとめて
　｛ルーケ神父の計画／未知の国へ／ふしぎないかだ／ピサロの決心／発見された町／スペイン人町をつくる／皇帝のキャンプをめざして／ピサロの奇襲戦法／ほろびゆくインカ／インカののろい｝
失われた都をたずねて
　｛インカの反乱／アマル―皇帝のサイコ／なぞの都を発見する／マチゥーピシュの廃墟／インカの伝統／クスコへの道／太陽神の祭り｝

【アンコールワットの秘密（ケーシー）】
秘境アンコールへ
　｛ジャングルの中の博物学者／アンコールのなぞ／アンコールへの道｝
クメール王国のゆくえ
　｛神がみのすみか／ヘビ姫とカンプ王子／地底にかがやく宝｝
神秘の遺跡アンコール
　｛ありし日のアンコールトム／プノムバケン物語／シバ神の四つの顔／らい王と四人の王妃／アンコールのたそがれ｝

解説
1　「インカ帝国」と「アンコール」の遺跡
2　インカ帝国に関する年表