1986年初版　文庫判　P366　帯スレ、少汚れ　カバー僅汚れ　小口からページ端にかけてヤケ　天時代シミ多

“奇想天外、驚天動地　ハチャメチャな悪魔小説”（帯文）

“ここにはラファティがいる―
「ここには、今まで決して明かされなかった“地上の楽園”のありかが、その正確な経緯度の読みで、最後の秒単位まではっきりとしるされている。
「ここにはまた正真正銘の悪魔がどこに葬られたか、その一部始終がはっきり書きしるされている。その墓碑銘に大胆不敵にも刻まれた驚くべき名前もはっきりしめされている。
「さあ、 読者に嘘をつきはしない。これはあなたが自分で参加する推理小説、あるいは悪夢である。並んでいる順はたまたま箱に詰まっている順だ。思い思いに並び替えていただきたい。
「さあ、悪夢をひとつに織り上げていただきたい。もしでき上がったときにひと声の絶叫とともに夢から醒めなかったら、どこかで織り方を間違えたのだ」
と、まあこんな具合で、突拍子もないお話である。読者の健闘を祈る。”（カバー裏紹介文）

目次：
前口上

第一章　シーワーシィと悪魔
第二章　人魚と女鬼《オグレス》
第三章　だれも知らない男
第四章　シンバッドの二人の妻
第五章　説明できない死体
第六章　ルルウェイは複数形のダイアモンド
第七章　ハビブ、何か見つけたぞ
第八章　アナスターシャ・デメトリアデス
第九章　ダイアナ・アルテミス
第十章　くたばれ、死者ども
第十一章　三六〇〇〇枚の紙切れ
第十二章　波砕ける
第十三章　ビロクシ・ブラナガン
第十四章　五十人の仲間
第十五章　地の果て
第十六章　うそつきの園
第十七章　アンジェラ・コスキン
第十八章　墓場のピクニック
第十九章　悪魔は死んだ

解説