1993年 26.4×34.0 ソフトカバー P146 ビニールカバー破れ、収縮、少汚れ 表紙少イタミ ページ下角折れ跡
「土蜘蛛草紙」(東京国立博物館蔵)、「天狗草紙」(延暦寺巻・延暦寺巻詞書・東寺巻=東京国立博物館蔵/園城寺巻=宮本家蔵/三井寺巻A=個人像/三井寺巻B=根津美術館蔵)、「大江山絵詞」(逸翁美術館蔵)の全巻をカラー図版で収録。
各図版にあらすじや場面に関するキャプションを付すほか、巻末に解説および詞書釈文を掲載。
目次:
【図版】
土蜘蛛草紙
{源頼光、神楽岡の廃屋を訪う/頼光、異様な老婆をみる/頑光、異様な若尼公に会う/頼光、人形をつくり怪物に立ち向かう/異形の者ども、頼光を取り巻く/暁に美女現われる/頼光、怪しい美女に斬りかかる/頼光の太刀先折れて、白血が付着する/頼光主従、ついに土蜘蛛退治を果たす}
天狗草紙
延暦寺巻
延暦寺巻詞書
園城寺巻
東寺巻
三井寺巻A
三井寺巻B
大江山絵詞
上巻
{安倍晴明、行方不明の御堂入道の子のありかを占う/摂津守源頼光ら、鬼征伐の勅命を受ける/頼光、石清水八幡宮に戦勝を祈願/頼光、日吉社に詣でる/渡辺綱・坂田公時ら住吉社に参詣/大江山幽閉中の唐人、帰国の途につく/頼光の一行、四神から鬼退治の注意を受ける/頼光、老翁らと別れを惜しむ/頼光、渓流のほとりで洗濯女に会う/頼光の一行、酒天童子の館に到着/酒天童子、頼光ら一行を饗応する}
下巻 {鬼ども、田楽などに打ち興じる/ついで、鬼ども仮装行列を演ずる/妖怪ども、美女の姿に化けて現われる/頼光、御堂入道の若君を牢中にみる/頼光と保昌、ほかの牢獄も巡検する/頼光ら、酒天童子征伐の戦端を開く/頼光ら、酒天童子を仕留める/酒天童子鬼の死体を焼き、鬼の首を都に持ら帰る/頼光、京に凱旋する}
詞書巻
【解説】
「土蜘蛛草紙」「天狗草紙」大江山絵詞」 ―異類・異形の物語
一 大蜘蛛と「土蜘蛛草紙」
二 「天狗草紙」成立の温床
三 「大江山絵詞」 ―酒天童子絵の誕生
詞書釈文