1981年　ページ部分12.8×15.1　P97　カバー僅クスミ、背僅ヤケ

軽妙で娯楽的な詩の形式を指す「ライト・ヴァース」をテーマに、日本の詩人の作品を集めたアンソロジー・シリーズの第２巻。

目次：
雲　―『雲』（山村暮鳥）
詩神　―『新年の手紙』（田村隆一）
十字 　―『狂言』（会田綱雄）
系図　―『東京午前三時』（三木卓）
視察　―『構成詩　あやまち』（石垣りん）
便り　―『すうぷ』（ぱくきょみん）
化身　―『パゴダの朝』（木島始）
ざれ歌　―『篇笠』　―（ひろしぬやま）
旅人 『Ambarvalia』（西脇順三郎）
豆　―『あまだれのおとは…』（花田英三）
山寺の　―『アリス閑吟抄』（矢川澄子）
戯歌　―『返禮』（富岡多恵子）
狂者の詩　―『道程』（高村光太郎）
報告　―『春と修羅』（宮澤賢治）
動物園の珍しい動物　―『動物園の珍しい動物』（天野忠）
温泉宿　―『山中散生詩集』（山中散生）
おれの詩　（芥川龍之介）
猿の学としての常識　―『新聞紙とトマト』（藤富保男）
春　―『たんぽぽ』（坂本遼）
りんご 『飛鳥』（中勘介）
ケロッケ自傳　―『定本蛙』（草野心平）
人々よ　―『槐多の歌へる』（村山槐多）
便り　―『そのほかに』（谷川俊太郎）
女の子のマーチ　―『鎮魂歌』（茨木のり子）
雑録　―「現代詩手帖」一九八一年一月号（川崎洋）
語彙集　第九十一章　―『語彙集』（中江俊夫）
浅才馬鹿集／ヒッチ俳句　―「今遊星」六・十号（御沓幸正）
馬の糞茸　―『流民詩集』 （小熊秀雄）
サイトウ・モキツ　―『ゴヤのファースト·ネームは』（飯島耕一）
寄　虚子（夏目漱石）

あとがき（金関寿夫）