昭和48年　四六判　P373　ビニールカバー付表紙僅汚れ

“芸術はすべて「自分」と「自分の魂」との「対話」なのです。―と説く著者は、音楽愛好家がひとかどの批評家として、云々することに反対する。”（帯文）

目次：
【Ｉ　音楽】
音楽と思い出
民謡と音楽
随筆
私のベートーヴェン
古い音楽
十九世紀以来のフランス音楽
私の音楽論　―この頃の随筆
ドビュッシーからラヴェルへ
人間の懐かしさ　―バッハ「カンタータ」
好きな曲
シュヴァイツアーの「神」
合唱の美しさ
フランスの詩
フランスの音楽
音楽の幸福　―この単純で美しいもの
第九交響曲
音楽とともに
常に新しいベートーヴェン
ベートーヴェンと私たち
ニーチェとワグナー
幻と連想
ロマン・ロランにおけるベートーヴェン
「直接性」の魅力
ワグナーのこと
「鳥の歌」
芸術の根底に詩の存在　―音楽と文学との対話
音楽とバロック

【ＩＩ　人―回想・印象】
アンリ・デュパルク
ポール・パレーとシャルル・ミュンシュ
モーリス・ラヴェル
アルテュール・オネゲル
リリ・ブーランジェ
セザール・フランク
ガブリエル・フォーレ
エリック・サティ
カール・ミュンヒンガー
ポール・デュカ
ヴァンサン・ダンディ
クロード・ドビュッシー
今世紀最大の指揮者フルトヴェングラー
指揮者としてのリヒャルト・シュトラウス
カラヤンの円熟
ロマン・ロランのピアノ演奏
アルテュール・オネゲル
カラヤンをはじめて聴いた頃
大いなる「魂の影」をやどすエッシェンバッハ