1992年 ページ部分19.0×13.0 P487、658、307 各巻帯および函少スレ 函背少ヤケ そのほか詳細は下記の説明をご覧ください 別紙栞揃
【第I巻】P487 帯スレ、端少破れ 函僅スレ 本体元パラ欠 表紙僅汚れ
“象徴主義やシュルレアリスムの流れに立ち、ユダヤ人としてナチズムの惨禍、スターリミズムの傷痕を心の奥深くに宿しながら、現代詩人の命運を生き、自死した、パウル・ツェラン、本邦初の個人完訳全詩集。”(帯文)
目次:
罌粟と記憶(一九五二)
{骨壺たちからの砂/死のフーガ/逆光/夜の茎たち}
敷居から敷居へ(一九五五)
{七つの薔薇だけ遅く/取り替わる鍵で/島に向かって}
言葉の格子(一九五九)
{I〜V/エングフュールング}
誰でもない者の薔薇(一九六三)
{I〜IV}
栞:
ツェランによる“シュルレアリスム”/ツェラン頌
【第II巻】P658 帯少イタミ 函僅スレ 本体元パラ僅イタミ
“現実とは何かと鋭く問いかけ、狂気にむしばまれるなかで、詩作によって、あり得ない現実を獲得しようとしたツェラン。晩年に刊行された『息の転換』『糸の太陽たち』、生前既にツェラン自身によって印刷に付された『光輝強迫』、詩人自身の念入りな清書原稿に基づく『雪の声部』を収録。”(帯文)
目次:
息の転換(一九六七)
{I〜VI}
糸の太陽たち(一九六八)
{I〜V}
光輝強迫(一九七〇)
{I〜VI}
雪の声部(一九七一)
{I〜V}
栞:
ツェランと妻、ツェランと息子/カフェで/ツェランとパリ/ツェランとドイツ語
【第III巻】P307 帯および函角少スレ 表紙元パラ少イタミ、少汚れ
“喪失からの出発。言語の解体。そして誰でもないものへの問い。ツェランの詩は、他者への回路を失った現代人の深部に谺する。処女詩集『骨壺たちからの砂』、『時の屋敷』『補遺詩篇』などを収録。”(帯文)
目次:
骨壺たちからの砂(一九四八)
{いくつもの門で/罌粟と記憶/死のフーガ}
時の屋敷(一九七六)
{I 時の屋敷/II〜III}
補遺詩篇
パウル・ツェランの作品と生涯
年譜
訳者あとがき
栞:
ツェランと植物あるいは鳥について/ユダヤ人であるツェラン、あるいはツェランとドイツ/医者/セーター