2005年　24.6×28.0　P293　表紙少スレ、角少イタミ

東京都美術館／福岡市美術館／サントリーミュージアム〔天保山〕

アール・デコの美術、工芸、商業デザイン、工業製品はもとより、アール・デコに影響を与えた世界の美術など、全197点をカラー図版で紹介し、解説、論説を加える。

“展覧会は５部で構成され、はじめに序章としてアール・デコ様式の代表的な作品で概観したのち、続く第２部でデザインの着想となった、古代エジプトからアール・ヌーヴォーまでの作品との関連性を検証します。残る第３〜５部で、アール・デコ様式を生んだ1925年にパリで開催された「現代産業装飾芸術国際博覧会」や、当時次々と開発された新素材お合成樹脂などを使用しアール・デコがどのように展開されたか、また、交通手段の発達とともに、ヨーロッパで生まれたアール・デコがアジア、オセアニア、アメリカなど世界中に広まっていった様子を紹介します。”（本書「ごあいさつ」より）

目次：
序（ギレーヌ・ウッド）
「アール・デコ」の位相―装飾芸術／ブラック・デコ／モダン・ガール（天野知香）
パリ1925　消費のモダニティー（タグ・グロンバーグ）
アメリカのアール・デコ―即興、機械、摩天楼（宮本陽一郎）
アール・デコと日本の工芸―「構成派」と呼ばれた工芸家たち（木田拓也）

カタログ
　Ｉ　序章
　ＩＩ　影響源
　ＩＩＩ　パリ、1925現代産業装飾芸術博覧会とルヴュー・ネーグル
　コラム　アール・デコと商業建築・商業展示（千葉真智子）
　ＩＶ　「アール・デコ」の展開
　コラム　ファッションとアール・デコ―20世紀衣服の創造（深井晃子）
　Ｖ　交通の発達と世界への広がり
　コラム　アール・デコとポスター（吉田紀子）

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主要作家解説
参考文献
索引