1999年25刷　四六判　P380＋索引P6　帯付　カバー上端破れ、イタミ

「心をこめて真言陀羅尼を受持読誦すると霊験功徳があるという。聞いているだけだと何のことかわからないが、全然無意味な音が並んでいるだけではないにちがいない。この点に思いをひそめて、坂内龍雄師は多年にわたって諸種の陀羅尼を集大成し、解明された。今後の学的な検討究明のための手がかりを提供されたのは大変な仕事である。不撓の精進がここに実ったと言い得るであろう。（中村元）」（帯文より）

サンスクリット（梵文）はもとより、各種言語や古典ヴェーダ聖典、古代インド神話などの知識をふまえ、各種真言陀羅尼の意味を解読する。

目次：
序　（宮坂宥勝）
第一部　真言陀羅尼
　｛はしがき／大悲心陀羅尼／消災咒／仏頂咒／『般若経』のダラニ／楞厳咒／観音部真言陀羅尼／宝篋印陀羅尼／阿弥陀如来陀羅尼／仁王般若経陀羅尼／廻向輪陀羅尼／聖如意輪根本陀羅尼／大金剛輪陀羅尼／金剛寿命陀羅尼／讃歎／十地のダラニと孔雀明王咒／『法華経』の六番神咒／十八道真言／諸尊真言｝

第二部　日本の真言
　｛日本の真言／大随求ダラニ／悔過法（懺法）／修行者の一日／護摩法／ヴェーダより仏教へ／百万塔陀羅尼／如来心陀羅尼／四十二字門／研究方法と参考文献｝

資料篇
索引