昭和14年　Ａ５判　P147+英文P16　函欠裸本　全体に経年によるイタミ多、ヤケ、汚れ　ページの綴じにゆるみが見られます

※こちらの商品には本来付いていた函がありません。また、ページに書き込みや破れはありませんが、全体に状態に難のある商品です。状態の説明、写真等をご確認のうえご注文くださいませ。

旧字旧かな遣い

昭和の初め、精神を病んだ主人の手によって増改築を繰り返しながら、ついには家族によって精神病院に入院させられ、未完のまま取り壊されることとなった奇怪な建物「二笑亭」とその主人・赤木城吉（仮名）についての調査。巻頭に二笑亭各部のモノクロ写真40点を掲載。
後半部は精神科医である著者の別の論考「狂人の絵」を収録。
巻末に壽岳文章の英語紹介文「The quaint house of Nishotei」を付す。

目次：
【二笑亭綺譚】
発端・電話事件／赤木城吉小伝／二笑亭由来／異様な外観／不思議な間取／黒板に残された文字／節孔窓／和洋合体風呂／九畳の部屋／昇れぬ梯子／遊離した厠／鉄板の目隠し／土蔵裏の祠／天秤堂／使へぬ部屋／巨大な擂木／二笑亭主人語録／診断／芸術としての二笑亭／生活の反省

【二笑亭後日譚】

【狂人の絵】
病的絵画の発生／病的絵画の診断／民族的特徴／病的作品の種類／病型による特徴
狂人の絵　挿絵解説

跋（柳宗悦）
二笑亭の建築（谷口吉郎）

The quaint house of Nishotei(Bunsho Jugaku）