昭和62年　Ａ５判　P153＋178＋17＋182＋145　函・元パラ付　小口僅汚れ

『道臣命霊示純正真道第一編　神之道初学』（昭和5年）、『同第二編　霊素発揮』（昭和5年）、『挙て磨け　八咫鏡』（昭和7年）、『天孫古跡探査要訣』（昭和14年）を復刻して収録。
独自の解釈に基づく宗教的宇宙観、超古代史説、行法などについて論ずる。


目次：
【道臣命霊示純正真道第一編　神之道初学】
諸言
人の世に井でし理／生物は火中にも生る／霊は日にて光の素／地球の心／真人／修理固成の大法／何故に現世の人は大法事を誤るか／身滌祓の厳法／何故に人の身が四重の身／身滌厳法の理／下り魂上り魂／真人には正神の守護あり禍人には禍神の守護あり／真澄の気吹／零穂凝法／福開き／来世見／地球の務と人間の務／人の寿の期／寿一生中の魂運り／地球の怒り／本霊と依霊／善人と悪人／人に生死ある理／高天原の一端絵／人の本務／君と民との魂の差別／天下の田人は皆一血系／現世に禍根の絶えざる理／禍霊禍根は悪霊にあらず／真の働きは禍霊を祓ふ／真系の御祖の神／世に皇神の御名は如何にして現れしや／太真瓊法と云ふ事あり／宇宙の神を唯一神になさんとする禍人出づ／宇宙を一神として拝む者は己れの心を拝むのみにて宇宙の神に通ぜず／宇宙には唯一神のみの掌と悟り居る者は低き淤加美の崇りさへ防ぎ得ず／吾神ながらの正道
純正真道と世界平和
荒深先生の神懸に就いて

【道臣命霊示純正真道第二編　霊素発揮】
口絵
自序
鎮魂誓詞
日誌
鎮魂之手引
　霊学研究と鎮魂
　鎮魂と純正真道


【挙て磨け　八咫鏡】
一　八咫鏡の精義
二　国民よ吾国体認識を高めよ
三　吾建国は三千年との誤認より先づ去れ
四　高天原の真解と吾古典の見方
五　吾天孫民族の大文化を忘れた国民
　（イ）科学の脱線／（ロ）純正真道闡明の急務
六　人世の真意義は造物主の現世表現である
　（イ）人は先づ心の在所を知れ／（ロ）国民は日本暦を忘れて居る／（ハ）吾日本人の外尊内卑思想の起原
七　歴史は繰り返す
　（イ）吾国の古今一貫して独立を保つた所以／（ロ）人類学者の近眼的研究と巨石建造物
八　巨石建造の天文石に現はれたる吾天孫民族文化時代は少くも一万三千年以前なり
　（イ）北極異動説／（ロ）オリオン星座を天の勇者と見たる西洋の神話は吾武甕槌神の座としたるに一致す
九　世界の文化は凡て太古の吾日本から伝つた
　（イ）歴史の研究は文献のみに依る可からず／（ロ）先づ地形の変化と文化の変遷を知れ
十　一万三千年前の天孫民族は全世界を雄飛した大海国人であつた
　（イ）雄大なる古代の精神は祝詞にも現はる／（ロ）足利時代の倭寇の雄飛／（ハ）戦国時代琉球王が天照大神を祭つた
十一　一万三千年前に陥没した太平洋中の大陸島ミユウ
　（イ）吾古事記と同質のミユウの神話／（ロ）ミユウ国の存在に四通りの証明／（ハ）此大陸の位置と其風景及住民
十二　吾古事記は天孫民族大文化の遣教驚異的大科学
　（イ）天地開判の巻／（ロ）地球の発生及其進化／（ハ）地上諸生命の発生／（ニ）現在の古事記の古伝は太古伝の断片のみにて猶しかも驚異的なり
十三　地球最初の自凝島は極東にありと信ぜよ
　（イ）地球最初の爆発大火口／（ロ）吾古典上の自凝島発生は第二次爆発なり／（ハ）日本大八洲島は赤道直下に於て発生す／（ニ）日本島の東方に大陸のない事は当然である／（ホ）太平洋中にある小群島は最後に発生す／（ヘ）現在の陸地は最初の陸地とは大に相異せり／（ト）日本に地震の多いのは当然である
十四　数千万年の後には吾日本島は日本海溝内に入る
十五　地球の無くなることは吾国の最古の祝詞にあり
十六　わずかに数百年位で何故太古の真道を忘れたか
十七　日本は神国だると云ふのに何故先祖を忘れる様な国民を救はなかつたか
十八　宇宙の神は全智全能でなければならぬのに何故悪道を造つたか
十九　人は神にて其進化の行程中に禽獣以下の者もあつた
二十　身禊（ミキヨメ）とは何んの事か
　（イ）心と肉体との関係／（ロ）体は工場、心は資本主／（ハ）造化神は各階級に分れて八百万である／（ニ）固体内に収縮濃厚となりたる心の光りが浄化するの期間は長し／（ホ）生命の弱きものは強きものを羨やむ個性あり／（ヘ）身禊の祝詞（真人格の誓ひ）／（ト）大祓詞（社会国家浄化の誓言）
二十一　人類の罪は凡て禽獣本能を発揮する時に生ずる
二十二　最初の原人種発祥地は何処か
　（イ）人類の最初の発生は気候風土にも大に関係がある／（ロ）人類は鳥類から／（ハ）人類初発以来の世相の概観／（ニ）天孫文化の人種観／（ホ）天孫文化の人類発祥地観
二十三　高千穂と高千穂宮蹟
二十四　高千穂宮の数多の古蹟を見て悠久なる天孫民族の繁栄を知れ
二十五　吾国の太古には特有文字あり
　（イ）日文字は時代に依りて異れり／（ロ）吾日文字は世界各国の古文字の先行をなす
二十六　六甲山の位置と其神籬
二十七　六甲山は古蹟の展覧場にして国民の認識を高めしむる八咫鏡である
二十八　古蹟保存会設立の急務

【天孫古跡探査要訣】
天孫古跡探査要訣自序

天孫古跡探査要訣
　天孫古跡天津神籬天津磐境
　巨石斎場の探査に因り吾古典の誤解を悟り得　｛古事記大国主神世の記事／天孫民族の天文知識／山陵に就いて｝

天津神籬真解
　諸言／天壌無窮の神勅／気体より個体を凝成す／霊と物との差別／天壌無窮の神勅／日本国は豊葦原の中津国なり／天津神籬及天津磐鏡

天孫学団趣意書
　天孫学団趣意所
　天孫学団規定及目論見書　｛天孫学団規定／学団本部道場建設最低目論見書｝