昭和50年2版　四六判　ソフトカバー　P268　カバー少スレ、上端少イタミ　小口シミ汚れ

絵：金子光晴
装幀：横尾忠則

昭和49年7月から『週刊ポスト』に連載され、50年6月に話者が死去するまで続けられた聞き書きを一冊にまとめる。色事の話を中心に世評、近況、思い出話などが縦横無尽に語られ、最終章は金子の死後、聞き手の桜井滋人による文を載せる。

目次：
　夏のたわ言／ああ乱世／肢の出し入れ／離魂病／風紋の底／この世の涯の泉のほとり／オアシスの怪／カトンでの出会い／崖下の家／呪われた夜／ストリップ人生／日韓はプラスチックの玩具／のぞきの散歩／尻の下の女／鎌子さん／ぼくの淫本／栄ちゃんのノーベル賞／ああ、回春法／大黒さんの白い肌／おならばなし／色道指南／八十の心得／昔の猿股／トルコのデブ／ハルチョン／絵と旅と／世にも悲しき物語り／性問題誇大関心症／ラッパと交響楽／正真正銘の餅肌／変な女子大生／心あったまる話／落ちたサルタン／六白金星／母恋珍／蹴とばし人生（一）／蹴とばし人生（二）／かまくら武士／旅は道づれ　下着はピンク／顔の上のデルタ／馬の如き男の話／色はバラ色／乾いた女／幽霊のような女（一）／幽霊のような女（二）／百蟲地獄／ぽこ珍のうた／だから、駄目／淫魔大王／食う／男と女／さびしいなあ、先生よ