叢書 同時代の詩 全9冊揃 河出書房新社

昭和51〜53年 四六判 各巻函・帯少スレ、少クスミ 本体元パラヤケ、端少イタミ

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昭和51〜53年 四六判 各巻函・帯少スレ、少クスミ 本体元パラヤケ、端少イタミ

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【1 王國 吉増剛造】


昭和52年再版 P292 帯僅スレ 函背および端少ヤケ 本体元パラ上下端僅イタミ
“時代の木霊と化した言葉、疾走する映像の群”(帯文)
目次:
都市反歌/部屋/邯鄲―王國の断片/黄金列車/王國/魔術/大殯/少年列葬/木の國/銀河/古木、Heaven! ―高梨豊/植物王國―秋成への木霊/リズムの魔に吹かれて/恋の山/木霊ノート
航海日誌 1970〜1972

【2 夜々の旅 天沢退二郎】


昭和52年再版 P153 帯少スレ、上端少破れ、折れ跡 函僅スレ 本体元パラ僅汚れ
“近代詩の彼方に開花した異様な詩としての俗謡”(帯文)
目次:
夜々の旅 {不況呪の試み―中嶋夏に/桃ゆき峠/神/風呂屋譚補足/性急譚/悪夢のアンソロジーのための序詩―エッセイ風に/無名鬼/馬通し/旅のデルダ/ルシファー/人間関係論/百乗譚/伝説―校異のための下書/大黄賛/花びら鎖/ひのきとアリス/路地と塚と―墓碑銘の空欄への試み/肉眼・公開の終りに―吉岡実に/イリュージョン/夜の旅}
非日常的日常 1972〜1973

【3 野の舟 清水昶】

昭和52年再版 P117 帯および函スレ、ヤケ、少クスミ、上部ヤケ大 本体元パラ少汚れ
“重い比喩のルフランが生む戦後という時代の悲歌”(帯文)
目次:
闇の中から/おれたちは深い比喩なのだ/病気/塔/聖五月祭/二〇歳/柩/少女Mの死/ひまわり―冬の章/死の年代記/遠い血のために/野菊/背中だけの男/朝焼けの日に/血縁紀行/野の人よ白夜に眠れ/ひまわり―夏の章/素足で歩いてきた者の伝説/暗夜への旅/野の舟

【4 死語 田村隆一】


昭和51初版 P79 帯スレ、クスミ、角少破れ 函スレ、少ヤケ 本体元パラ端少イタミ
“破壊された大陸と海を放浪する詩人の心優しい同時代への挽歌”(帯文)
目次:
ぼくは夢を見なくなった/夜間飛行/噴水へ/逆噴水/食堂車にて/白い紙/暗闇の中の集団/触角をのばして/十字路と消えた詩の一行をめぐる会話/迷宮―光晴先生に/ふたたび細い線について/ジム・ビームの思い出―恐怖に関する詩的エスキイス/青い十字架/破壊された人間のエピソード

【5 日々涙滴 鈴木志郎康】


昭和52年初版 P92 帯僅スレ 函少スレ 本体元パラ端少イタミ
“何げない日々の裂け目からあふれる涙滴としての私詩”(帯文)
目次:
投身の思い/大雨の朝の出勤/立って目をつぶっている人/黒瓦の屋根/白菜の思い出/ゼンマイの猫を放す/話題を切る/見ていて見えなかった/生きている豚/夜中の枯草/冬の休日/三つが一つ/濡れたタオル/玩具のカエル/午前/スト集會/憂鬱たる/湯に沈む/私は餓死しない/田植え/梅雨の夜に想う/バスの中で自分の殺意に驚いて想う/肉屋の前に坐る/踏切りに立つ/思いを乗せる/友の転勤に思う/私は和さない/夜中に牛乳を飲ませる
あとがき

【6 next 飯島耕一】


昭和52年初版 P182 帯スレ、クスミ、背少ヤケ、下端僅破れ 函少ヤケ 本体元パラ端少イタミ
“己れを一枚の鏡として風景の彼岸を歩く反私詩への試み”(帯文)
目次:
I {大阪生野区朝鮮人町での泥酔/ある青年のこと/無限/石油の肉体/におい/幼年時/決定的瞬間/矩形という限定/夏の小部屋で/女たちの子守唄}
II {next(その1)〜(その4)/異聞}
III {七六年夏の終りの黒い歌/干拓地の思念}
群島邦の詩人―あとがき

【7 あかつき闇 北村太郎】

昭和53年初版 P110 帯スレ、背から端にかけてヤケ大、角破れ 函少ヤケ、少クスミ
“時の暁闇へのひそやかな沈潜がはぐくむ透明な成熟”(帯文)
ハーフ・アンド・ハーフ/祈りたくて/さよなら、少年―一九三八年山梨県石割山登頂/耳と目/白き日曜/椅子の横/梅雨まで/パスカル/秋/知らない自分/ペンションの雨/雨の腕/一九七七年十月
あとがき

【8 百年戦争 佐々木幹郎】


昭和53年初版 P148 帯スレ、背ヤケ大 函僅イタミ 本体元パラ端少イタミ
“70年代の見えないハードルを越え状況を裂く若き走者”(帯文)
目次:
I {百年戦争/流れるうてなに/恋する塩の舌/午後の会合/手を挙げる/模造の淵/彼ら曲馬団は来ないのだろうか}
II {歪んだ円形/斜面/雨の階段/剥奪の歌/閉管楽器の少年}
III {閉じこめられたかたちについて/夜の角度/狂った果実/胡桃割り/窯変/盲亀/紙飛行機/刺繍の家}
わがランドスケープ

【9 巨大な林檎のなかで 岡田隆彦】

昭和53年初版 P132 帯少クスミ 本体元パラ端僅イタミ
“魂の柔らかいレンズが映す巨大で猥雑なアメリカ紀行詩”(帯文)
目次:
紅い花の見える無限レストラン/落着かぬ望郷歌/根付きたい若いアメリカ/サン・ディエーゴへフリーウェイで/ベイ・ブリッジを渡って/ラ・シエネガ大通り/ 風と室内/室外 /紐育のオムレツ/675 Madison Avenue, April 10,77/So democratic sexuality/コンコードを訪ねる/大自然の少し奥を訪ねて/異邦人のジュライ・フォース/華氏百度/リキッドが記憶する灼熱日/ソーホーでは何もしないで/巨大な林檎は熟して焼ける
おぼえがき
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