1968年初版 ページ部分15.2×20.5 P218、437+索引P39 各巻ヤケ、イタミ 上巻本体背ヤケ、遊び紙剥がし跡、時代シミ 下巻函ツブレ跡、本体裏遊び紙剥がし跡
目次:
【上巻】
十年後(改訂増補版の序)
第一章 「真実のの生」への入り口
{わかりきっているが欠くべからざる説明/現在的内容―潜在的内容/「消えた最後の聖油容れ」/可能性と失効/にもかかわらず……}
第二章 結晶体の面
{テクニックとフォルム/客観的であるべきか?/印象主義から抽象へ/動画と動画的音響の領域で/無限小と濡れたやわらかい世界}
第三章 他所
{ドキュメンタリー―短篇映画/旅/エキゾティシズムからポエジーへ/「他所」とはまたここのことだ/ルイ・フィヤード/連続映画と冒険活動}
第四章 不可能
{幻想―驚異/ジョルジュ・メリエス/メリエスから表現主義へ/幽霊と夢/怪物と恐怖/驚異は大衆的だ/なぜいけないか?/描かれた存在}
第五章 愛
{映画の女/ジョセフ・フォン・スタンバーグとマレーネ神話/エロティシズム/恋愛映画}
第六章 反抗
{伝統的道徳と訣別するために/革命―偉大なロシア映画/ポーランド}
【下巻】
第六章 反抗(続)
{絶対的反抗の詩人たち/戦後の不安/二人の反抗的笑いの天才}
第七章 シュルレアリスムの周辺で
{未来派とダダ/ダダからシュルレアリスムへ/シュルレアリストたちと映画/並行して/新しい感受性のほうへ}
第八章 ルイス・ブニュエル
{アンダルシアの犬/黄金時代/糧なき土地(ロス・フルデス)/忘れられた人々/昇天峠/メキシコ映画/フランス映画/偉大な平静さ/ビリディアナ/皆殺しの天使 ・一 革命 ・二 無神論 ・三 愛 ・四 ユーモア、シュルレアリスム /ルイス・ブニュエル、あるいは「一切は絶対的に実現(演出)可能だ」
第九章 映画的スペクタクルの彼方に
{映画と私/幻の映画と崇高な映画/シュルレアリスム的批評/シュルレアリスム的実験/明日}
訳者あとがき
索引