1990年6刷　四六判　ソフトカバー　P108　カバー僅イタミ　小口時代シミ

目次：
シリーズ刊行にあたって
第一章　畳・歴史と種類
　一　「たたみ」の語源は／二　平安時代は厚畳のベッドが使われる／三　板間の生活から畳敷きの生活へ／四　畳は古くは権力の象徴であった／五　京都御所の畳は身分によって縁が変わる／六　四畳半茶室の始まり／七　故事・諺にも畳は使われる／八　茶室の畳には皆名前がある／九　畳刺・畳大工から畳工まで／十　台目畳のこと／十一　桂離宮の畳は縁の種類が三種類ある／十二　関東間と関西間ではこれだけ違う／十三　産地で畳表の呼び名が変わる。また広島産の備後表が最上品／十四　花筵について／十五　化学畳について

第二章　畳・材料と製作と仕様
　一　畳割りから柱間が決まる／二　池内識・畳寸法学／三　卍字崩しの変わった畳の敷き方／四　畳の敷き方に祝儀敷き・不祝儀敷きがある／五　畳の構成／六　畳床の原料は稲藁である／七　畳床は筋縫と掛縫がある／八　機械化の尖端をいく畳製造機／九　畳の附属材料／十　畳表は藺草で造られ、目数によって上等・下等がある／十一　畳の縁について／十二　畳の表替え周期／十三　桂離宮御殿の昭和大修理で伝統技術が伝承された／十四　畳工事・明治期の仕様書／十五　畳工事・大正期の仕様書／十六　畳工事・昭和期の仕様書

あとがき