2008年初版 四六判 P419 カバー上部少イタミ 帯付 1ページ(P20)ボールペン引線あり
“いま「反逆」とはなにか。反逆するための美学がもった思想、アヴァンギャルド芸術を徹底検証!!
20世紀に起ったアヴァンギャルド運動を未来派、ダダ、シュールレアリズムから現代におけるアヴァンギャルド芸術である岡本太郎、荒川修作、松澤宥、寺山修司までラディカルな思想で描ききる!”(帯文)
目次:
【序論 反逆する美学のために―社会システムの変容とアートのアヴァイヴァル】
反逆する美学のために
社会システムの変容とアートのサヴァイヴァル
1 新しいゲームの規則の時代へ{(1)二項対立の終わり/(2)消費社会と差異のシステム/(3)新しいゲームの規則としての不確実性}
2 アヴァンギャルドの時代の終わりとアートのサヴァイヴァル {(1)アートからアイディアへ/(2)歴史的アヴァンギャルドの限界/(3)アートのサヴァイヴァルは可能か}
【第�吃堯‘鵝酸さ�芸術の軌跡】
1 アヴァンギャルドの夜明け―マリネッティと未来派/2 速度と機械の美と未来派の挑戦/3 DADAと「私」の解体―ツァラ、ピカビア etc./4 ダダハナニモイミシナイ―デュシャンとレディ・メイド/5 記号たちの反乱―パリ・ダダとシニフィアンの狂宴/6 未開と原始の誘惑―ピカソとプリミティヴィスム/7 意思と表象からなる世界の嘘―ロース、マレーヴィチとシュプレマティズム/8 無意識の窓を開けて/9 シュルレアリスムと自動記述の実験―ブルトン、スーポー、マッソン/10 ミシンと雨傘が出会うとき―エルンストとコラージュ/11 イズムの時代と抽象絵画―モンドリアンとコンポジション/12 近代都市の原始人たち―ルソー、アポリネール/13 複製とデザインの時代―アール・デコとポスター/14 バウハウスの光と影―カンディンスキー、山脇巌・道子/15 アヴァンギャルドの失速―ブルトン『ナジャ』と「痙攣的な美」/16 革命と芸術運動の接続―リシツキーのポスター/17 スペイン市民戦争とアーティストたち―ミロ、ロルカ、ツァラ/18 「退廃美術展」という退廃―ナチスに迫害された画家たち/19 非人間的な時代と芸術―アウシュヴィッツとベルメール/20 事物とイメージの亀裂―マグリットと固定観念への反抗/21 ナショナリズムの誘惑―アラゴンとヴァトーとレジスタンス/22 「亡命」という生きかた―アメリカに移住したアーティスト/23 アメリカ美術の挑戦―ポロックと人類の幼年期/24 「正常」と「異常」を超えて―アール・ブリュットとデュビュッフェ/25 第三世界と芸術の反抗―ラムとシュルレアリスム/26 言語と意味の解体―レトリスムの出現/27 物質としての絵画とアンフォルメル―マチューとフォートリエ/28 消費社会の英雄たち―ウォーホルとポップ・アート/29 記号化を拒否する身体―草間彌生の反戦パフォーマンス/30 共同体としての人間の記憶―ボルタンスキーと死者のモニュメント/31 「群集の人」の変貌―ソフィー・カルとコンセプチュアル・アート/32 「伝統」と「近代化」を超えて―方力釣(ファン・リジュン)の試み/33 街頭の反逆する美学―パリ五月革命が残したもの/終章 「われアルカディアにもあり」―不思議な老人との対話
【第�局堯“浸�代的考察】
1 プレイバック二〇世紀―人間・無意識・複製
{(1)はじめに/(2)プレイバックの射程/(3)二〇世紀の二つの顔/(4)人間/(5)無意識/(6)複製/(7)終わりに}
2 未完の世紀とアヴァンギャルドの時代
{(1)未完の世紀としての二〇世紀/(2)アヴァンギャルドの切断/(3)アヴァンギャルドの世界性と日本の体験}
3 アヴァンギャルドと暴力―未来派、ダダ、シュルレアリスム
{(1)現代(モデルニテ)の逆説/(2)アヴァンギャルドの暴力性―未来派とダダ/(3)ヴィオレット・ノジエール事件とシュルレアリスム}
4 アヴァンギャルド研究への一視点―「後ろめたさ」の意識をめぐって
{(1)アヴァンギャルドと「後ろめたさ」のアポリア/(2)「切断」の逆説―西欧と日本のアヴァンギャルド}
5 ダダの世界化から世界のダダ化へ―二〇〇六年の透視図
{(1)ハッピー ダダ イユアー!/(2)ダダ再評価の意味するもの/(3)ダダ化する世界}
6 ロートレアモンとシュルレアリスム―新しい現代性のために
{(1)ロートレアモンをめぐる逆説―ポレミックな助走/(2)シュルレアリスムとロートレアモン―最初の衝撃の意味するもの/(3)ロートレアモンの使用法―「偶然の出会い」の新しい現代性}
7 狂った時代とバロック的なもの―アルトー再読の試み
{(1)「狂った時代」の多義性/(2)時代性としてのバロック的なもの―ベンヤミンとバタイユ/(3)演劇とベスト―アルトー再読}
8 《Ce qui arrive》展の衝撃―「全面的事故」の時代と芸術の新たな可能性
9 記号化社会と「現実」の消滅―抽出しの釘のゆくえ
{(1)現実 記号/(2)記号化社会と消費社会/(3)「現実」の消滅、「記号の消滅」}
【第�敬堯_�本太郎、荒川修作、松澤宥……】
岡本太郎とバタイユ―「太陽の塔」解読の試み
{(1)母子像としての太陽の塔/(2)岡本太郎とジョルジュ・バタイユ/(3)バタイユ、モースと「首の切断」/(4)太郎、かの子、一平と太陽の塔}
岡本太郎とマルセル・モース―ミュゼ・ド・ロムから「明日の神話」へ
{(1)思想家m岡本太郎を探して/(2)モースとミュゼ・ド・ロム/(3)「明日の神話」のメッセージ}
荒川修作の奇蹟と軌跡―「棺桶」から「天命反転」、その先へ
{(1)ARAKAWAの奇蹟と軌跡/(2)死なない(ための)家/(3)荒川修作の軌跡―『意味のメカニズム』と『天命反転』}
ターミネーター松澤宥
{(1)ノストラダムスと松澤宥/(2)松澤宥=エドガー・ポー説/(3)ターミネーター松澤宥}
宮沢賢治とアンドレ・ブルトン―心象スケッチと自動記述
寺山修司(と)アヴァンギャルド
DADAこの先悪路注意!―後記に代えて
初出一覧
【同じ著者による主要著訳書リスト(二〇〇八年六月現在)】