昭和48年４版　ページ部分15.4×17.2　P270　帯スレ、少波打ち　函少時代シミ、角スレ　小口少時代シミ

「民衆に害を加えながらも幸をもたらす妖怪、涙ぐましい道化を演ずる妖怪、山姥、天狗、河童などさまざまな妖怪が活躍。『山姥のにしき』『牛方と山姥』『ケンムンとイッシャ』など、恨みつらみの相克をくり返し人間と妖怪の物語40編を収録。」（帯文）

目次：
動物の妖怪
　大蛇のたたり｛その1　笑う娘／その２　さらしもの／その３　お菊の水｝／ひひ猿の仇討ち／蟹の湯治／蜘蛛の妖怪｛その１　蜘蛛男／その２　蜘蛛女｝／雉子娘／墓場の犬／猫岳の猫／牛鬼淵／茂吉の猫／山伏と小っこだぬき

鬼と山姥
　海に沈んだ鬼／鬼の刀鍛冶／大工と鬼／地獄の鬼／山姥のにしき／焼棚山の山姥／馬右衛門と山姥／牛方と山姥／食わず女房／食べられた山姥

妖怪さまざま
　天狗さんの花祭り／肥後のがわっぱ／ケンムンとイッシャ／旅人馬／おぶさりてい／不思議な話｛その１　田荒らしの馬／その２　あずきとぎ／その３　座敷わらし｝／亡者の通る道／狩人と山の怪／船幽霊

化け物退治
　寝ざめの床の主／狭斜山の鬼／平之と与作／鍛冶屋の婆／鬼退治の姉弟／化け物退治の兄弟｛その１　蛇女退治／その２　美女を救う｝／大蛇退治の姉妹／一つ目一本足の山んじい／化け物寺の怪｛その１　蟹坊主／その２　踊る化け物／その３　ほそごし｝／トーツポテンの化け物／宝刀物語｛その１　人食い刀／その２　名刀とかげ丸｝

私の民話論（小松左京）
解説　再び妖怪談義を（瀬川拓男）
参考資料（大島広志）