1992年 14.2×22.0 P230 表紙少クスミ
全230ページのうち特集153ページ
目次:
【20世紀エロスのトポログラフィ9】 天使の情欲《エンジェル・ラスト》―“デファンクト・セックス”をめぐって(伊藤俊治)
【カフカのかなたへ21】 衣装哲学(池内紀)
【耳目抄121】 オリンピック開会式(竹西寛子)
【詩】
逗子の山上で―佐野英二郎に(中村稔)/蘭(松浦寿輝)/週末の予定から(中川千春)
【まぼろしのアリスメティック2】 GENESIS(矢川澄子)
【ランボー生誕一〇一年】 「見者の手紙」のアクチュアリテ ランボー・一八七一年五月(川那部保明)
特集:マンディアルグ エロスの夢
【マンディアルグ―エロスの夢】
『月時計』より四つのエッセー {ウニ/夢/プリアの密偵/パレルモの舞踏会}(マンディアルグ 訳:有田英也 絵:大神守彦)
文学とエロチスム(マンディアルグ 訳:岩切正一郎)
マンディアルグの美味礼讃(野崎歓)
【マンディアルグ―文学の夢】
視線・儀式・幻想(三好郁朗)
余白の小説(谷昌親)
干潟詩人 ピエール・ド・マンディアルグ(有田英也)
【マンディアルグ―空間の夢】
マンディアルグと日本(須藤哲生)
ユカタン半島をはるかにのぞみ見て(マンディアルグ 訳:藤原禎子)
テワンテペックの夜(マンディアルグ 訳:星埜守之 絵:大神守彦)
【マンディアルグ―アートの夢】
ハンス・ベルメールの残酷な宝物(マンディアルグ 訳:伊勢浩朗)
マックス・エルンストの鉤爪(マンディアルグ 訳:吉村和明)
喜びの讃歌―ガウディ(マンディアルグ 訳:岩切正一郎)
ジャン・デュビュッフェあるいは極点(マンディアルグ 訳:北村陽子)
不可思議なるマックス・ヴァルター(マンディアルグ 訳:星埜守之)
【マンディアルグ―シュルレアリスムの夢】
言語の閃光―アンドレ・ブルトン追悼(マンディアルグ 訳:星埜守之)
〈驚異のもの〉への対応 マンディアルグ、ブルトン、バタイユの場合(酒井健)
愛、ただそれだけ(星埜守之)
【マンディアルグの生涯】 マンディアルグ素描 マンディアルグがマンディアルグになるまで(塚本昌則)
コラム ワールド・カルチュア・マップ
【アメリカ】辛きポスト・ヴェトナム ラッセル・バンクスの『甘き来世』(今村楯夫)
【フランス】ソフィー・カルの写真(酒井三喜)
【イギリス】詩人の詩の余韻―フィリップ・ラーキンの場合(高橋和久)
【ドイツ】カエルが占った老いらくの恋―ギュンター・グラスの話題作(園田みどり)
【東欧】新しい東ヨーロッパの文学を探して―イギリスの文芸誌『ストーム』を読む(沼野允義)
【ラテンアメリカ】救われたアレオラ(安藤哲行)
【中国】「油と塩と味噌と酢」の文学 劉震雲『鶏の羽がいっぱい』(加藤三由紀)
【チェコ】第二八回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(松山文子)
【今月の作品】
【われ発見せり】俊乗房重源の空間(時里二郎)