昭和55年初版　四六判　P261　帯背少ヤケ　カバー背および表上部ヤケ、上部少イタミ

「読者へ―飯島耕一
『知力をつくして詩を書こう』とぼくはいつか岡田隆彦に口走りそれを聞いていた大岡信が共感してくれたことがあった。十何年も前のことだ。いまこの知力ということばを思い出す。
詩にあって知力とは笑いの活力のことではないのか。知力と笑いはつねに隣り同士にいた。天明の狂歌も、15世紀のフランスも、20世紀のテムズのほとりもかわることがないのだ。」（帯文）

目次：
第一章で登場する詩人
　ギョーム・アポリネール、堀口大學、ロベール・デスノス
　四方赤良、朱楽菅江
第二章で登場する詩人
　ジャック・プレヴェール
　四方赤良、朱楽菅江、手柄岡持
第三章から登場する詩人
　アンリ・ミショー
　平秩東作、朱楽菅江、棟上高見、白鯉館卯雲、鹿都部真顔
第四章に登場する詩人
　吉行エイスケ、中原中也、高橋新吉
　フーゴ・バル、トリスタン・ツァラ
第五章に登場する詩人
　高橋新吉
　ジュール・シュペルヴィエル
　唐衣橘洲、四方赤良、元木網、浜辺黒人
第六章から登場する詩人
　ジュール・ラフォルグ
　Ｔ・Ｓ・エリオット
第七章で登場する詩人
　フランソア・ヴィヨン、ボリス・ヴィアン
第八章に登場する詩人
　金子光晴
第九章に登場する詩人
　楠田一郎、黒田三郎、中桐雅夫、三好豊一郎、長谷川龍生、那珂太郎、吉岡実
第十章で登場する
　坂口安吾

あとがき