昭和38年　文庫判　並製本　P128　全体に経年によるヤケ、シミ、少イタミ　裏表紙少剥がれ

ブレット・ハリディ「消えた航海日誌」、アルフォンス・ドーデー「ダニエルの歌」の2作を、中学生向けの平易な文章・構成に翻訳。

“大西洋をゆくアメリカ輸送船がドイツ潜水艦に撃沈され、三人だけ助かってブイ上で二週間漂流した。その中に百万ドルの財産をつぐ青年がのりこんでいた……沈んだ船の航海日誌をめぐって、マイケル・シェーンの活躍がはじまる。”

“あたたかい太陽とすんだ空気、こいみどりの山々……。南フランスの中でも特に美しいニームに幼時をすごした、文豪ドーデーのつづる思い出のかずかず……。”
（本書見返し「もくじ」より）

目次：
外国推理小説　消えた航海日誌（原作：ブレット・ハリディ　文：内田庶　挿絵：中山正美）
　第一部　ゆくえ不明の男たち　｛航海をおえて／カニンガムという男／ゆくえ不明のもうひとりの男／はうりい家／なん百万の遺産／航海日誌｝
　第二部　ウォーレスのなぞ　｛わけのわからぬ事件／二年まえのなぞ／ミーニィの死／犯人はこの男だ／航海日誌には……／二つの写真／遺産のゆくえ／ほんとうの犯人｝

作者ブレット・ハリディと作品について

世界名作　ダニエルの歌（原作：アルフォンス・ドーデー　文：保永貞夫　挿絵：岡野謙二　）
　不運な星の下に／あわれなルージェよ／さらば、無人島／新しいあぶら虫の家／ぼくは「ちび公」／哲学者は泣かない／ゆめやぶれて／哲学者も泣いた／ブウコイラン事件／パリへ

「ダニエルの歌」とその作者について